2021年の仕事始めもテレワークだった、という人は多いことでしょう。新型コロナウイルス感染拡大の余波で昨年は仕事服が一段とカジュアルに流れましたが、その傾向は今年も続きそうです。ただ、カジュアルスタイルが増えた、というビジネスパーソンからは、毎日、同じようなジャケット&パンツのコーデになってしまうのが悩み、との声が聞こえてきます。自由度が広がるカジュアルスタイルなのですから、おしゃれを磨くチャンスととらえ、色使いやVゾーンにこだわり、センスのよい装いで気持ちをアップさせてみませんか。これまでメンズファッションでよく読まれたノータイスタイルやビジネスカジュアルの記事を、まとめてお届けします。春に向けて服装を総点検してください。
ノータイをおしゃれに見せるコーデ お手本は世界に
「ノータイOK」のドレスコードであっても、シャツやポロシャツをジャケットとどう組み合わせるか、バランスは意外と難しいものです。そのお手本がインスタグラムにありました。各国の洒落(しゃれ)者のインスタグラムから、お手本コーディネートをピックアップ。モノトーンやコントラスト系の色使い、ダブルやニットのジャケット合わせ、またパンツとのバランスも参考に。手持ちのアイテムをうまく使いながら、いろいろ試してみましょう。
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ヘンリー王子のスマートカジュアル スタイリストはそばに
スマートカジュアルをマスターするには、ヘンリー王子のファッションセンスが参考になりそうです。もともとそれほど洗練されていなかったというヘンリー王子のスタイルを、おしゃれに一変させたのが、妻のメーガンさんです。
ロイヤルブルーのスーツが圧倒的に多かったヘンリー王子のスタイルでしたが、次第にカーキやグレー、ベージュといった淡い中間色を使った装いが増えていきました。ベージュのリネンやコットンのスーツを白シャツにノータイでカジュアルで着ていたり、薄いブラウンのチェスターコートの中はグレーのハイゲージニット、白シャツをちらりとのぞかせて着ていたり。おしゃれ上級者の着こなしなのです。
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インナーの素材・襟の形・色…ネックの表情は無限に
ジャケットの装いは、タイを締めずに着崩すスタイルの方が、シンプルなだけに難しいもの。単調にならないための秘訣は、「ネック」の表情付けにあるようです。首回りのニュアンスをアップさせる、3つの印象改善術をスタイリストの四方章敬さんが教えます。
【記事はこちら】ノータイジャケット ネックの表情付けで脱・単調
冬の装い、白で軽さをプラス 色合わせも心配なし
暗く沈みがちな冬のカラーコーディネートに軽快感を与えるのが、白インナーです。差し色的に使えて、スポーティーでリッチにみえる効果まであるのです。色合わせも難しくなく、どんな着こなしにもいます。ラクでありながら洒脱(しゃだつ)にみせる、白インナーコーデを紹介します。
【記事はこちら】冬の差し色に白インナー 軽やか+清潔な印象演出