Men's Fashion

あったかカウチンセーター 大人だから似合う大胆柄

How to

2021.1.24

LEON

かつて、アメカジのアイコンとして、冬の男前を上げてくれたカウチンセーター。コレがいま、なんだか無性に気になります。でもそこに以前の文脈はなく、改めてアイテムとして新鮮だから着たい。そういう感覚ってむしろ、余裕あるオヤジに似合ういつか来た道の通り方だと思うのですよ。この冬、カウチンセーターが改めて新鮮に映ります。とはいえ、アメカジのアイコンとしてではなく、あのちょっと力の抜けたノマドな感じが、とっても気分なんですよね。しかも、大胆な柄物ゆえにコレ一枚でスタイルがキマる。その楽チンなところもオヤジにとってはうれしいのです。




ハイクオリティーは絶対条件

選びに関しても、オヤジの味方だからこそ、厳格なルールに縛られる必要はありません。山を感じる大胆柄で、ざっくりとした編み地のショールカラーカーディガンならいずれのものもOK。ただし、ハイクオリティーは絶対条件。そこがキープされていれば、本格派からイタリアブランドのモダンなモデルまで、とにかくオヤジにハマります。なので、この冬はぜひ、帰ってきたカウチンでぬくぬく、モテちゃってくださいませ。

あえて脂肪分を抜かない、ナチュラルな太番手のウール糸をハンドメイドで編み込んだ、王道ブランドからのカウチンセーター。大きなショールカラーを備えたスタイルや色使いをはじめ、トナカイのモチーフ、木製のフロントボタンにも伝統の味わいが生きる本格仕様の一枚です。5万5000円/カナディアン セーター(アメリカ屋 上野店)

選びの条件

(1)ネイティブな柄

カウチン伝統の柄だけでなく、ノルディック柄など、冬の山を感じるネイティブなテイストの柄なら柄選びはOK。薫らせたいのはオヤジのフィールドの広さです。

(2)ショールカラーのカーディガン

大胆な柄使いと並び、カウチンをカウチンたらしめる要素がショールカラーカーディガンのスタイル。フロントはボタン、ジッパーどちらもアリです。

(3)ざっくりな質感

とにもかくにもざっくりとしたローゲージニットであることが必須です。ただし、素材はウールだけでなく、カシミアやアルパカなど、リッチなものであれば◎。

【ダブルアールエル】ヴィンテージ感あふれるシックな一枚

モノクロ配色のカウチンセーターを黒タートルと黒のスラックスでクールにこなす。ほっこり感漂う男らしいアイテムをあえて都会的に装うことで、クラス感あるオヤジの領域の広さがにじむのです。セーター18万4000円/ダブルアールエル、ニット13万2000円、パンツ5万7000円/ともにラルフ ローレン パープル レーベル(すべてラルフ ローレン)、メガネ3万9000円/フォーナインズ

重厚な黒×白の配色でノルディックパターンを編み込んだ、ジップフロントのカウチンセーター。素材は目の詰まった上質ウール。ヴィンテージウエアを知り尽くしたうえで、さまざまなモチーフやモダンなフィッティングをブレンドする手腕はまさに一流。男ゴコロに刺さります。