検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

プロ愛用ブランドのマイク「Yeti」 TV会議で音クリア

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

オフィスを離れ、自宅などでテレワークができる環境を整えることはできたが、テレビ会議の品質向上が追いつかないという悩みを周囲から聞くことがある。ミーティングの相手から「声が聞こえにくい」「映像が見づらい」など指摘を受ける場合があるのだという。

筆者も自宅からテレビ会議に参加するための環境を少しずつアップグレードしている。中でも大きな効果を上げたのが高音質USBマイクの導入だ。音声を明瞭に伝えられるため、相手も聞き疲れすることなく、会議に参加してもらえている。テレワークに慣れている人からは、音声が気持ちよく聞けると感想をもらえることもあり、好印象を獲得できているようだ。

今回は筆者が使っている米国のマイクロホンメーカー、Blue Microphones(以下、Blue)の「Yeti(イエティ)」というUSBマイク(参考価格、税込み1万8810円)をレビューする。

音がいい・設定が簡単・PC/iPhoneでも使える

Blueはスティングをはじめ、ワールドクラスの音楽のプロたちがレコーディングにも愛用するマイクを手がけるブランドだ。YetiはPCにUSBケーブルで接続して、音楽作品の録音やYouTubeなど動画配信の音声収録などにも使えるスタジオグレードの本格派USBマイクである。

筆者は同業のライター仲間からオンライン通話の音質改善に最適なマイクとしてYetiを薦められた。試してみたところ、音質の良さだけでなく、設置・設定がとても簡単にできることや、MacだけでなくiPhone/iPadでも使えたことから、仕事用ツールとして購入を決めた。

YetiはBlueが独自に開発した14ミリメートルのコンデンサーカプセルを3基内蔵するマイクだ。一般にコンデンサー方式のマイクは、レコーディングスタジオなど据え置きでの設置に向いている。ミュージシャンがライブなどで手に持って使う、耐衝撃性能にも優れるダイナミック方式のマイクよりも感度が高く、解像度にも富む音質の良さが特長だと言われている。

筆者はYetiの音声を初めて体験したときに、会話の相手が目の前で話しているようなクリアな音質に驚いた。PCの内蔵スピーカーだとその音質の高さが分かりにくいかもしれないが、ヘッドホンやイヤホンを使って聞くと違いがはっきり分かると思う。

デスクに置いてPCにUSBケーブルで接続。設定は簡単

YetiとPCの接続・設定はとにかく簡単だ。本稿執筆時点でYetiはWindowsが7/8.1/10、MacはmacOS 10.10以降のプラットフォームに対応している。最新のアップル独自開発によるM1チップを搭載するMacBook AirとmacOS 11による組み合わせでも使うことができた。

筆者は普段最新のMacBook Airを使っているので、macOSの場合の設定方法を簡単に説明する。Yetiをケーブルで接続してシステム環境設定を開き「サウンド」を選択。入力/出力にYetiをそれぞれ選ぶ。出力音量は100%に設定しておく。これだけでSkypeやZoomなどのテレビ会議や、GarageBand、iMovieといった音楽・動画制作のアプリケーションの音声伝送にYetiが使えるようになる。

Yetiは高級感のあるアルミニウムボディーを採用している。スタンドが一体になっているので、購入後すぐに使い始められる。重さは約1.55キログラムとそれなりにあるが、デスクに置いてぐらつかない安定感がよい。Blueのブランドロゴを配置した側がマイクの正面だ。Yetiはサイドアドレス型と呼ばれる、先端側ではなく側面方向から音をピックアップするマイクなので、先端を上に向けた状態で使うと音をよりクリアに収録できる。マイクのゲイン(感度)とイヤホン出力のボリュームは本体のダイヤルから操作できる。

Yetiは底面にヘッドホン出力端子を装備している。有線接続のヘッドホンやイヤホンをつなげば、マイクが拾っているユーザーの声だけでなく、ビデオ会議の音声、さらにはマイク周辺の環境音までクリアに聞こえてくる。ぜひ活用しほしい。

マイクの集音指向特性を4つのパターンから変えられる

Yetiにはマイクの集音指向特性を4つのパターンから切り替えられる機能があって、とても便利だ。4つの指向特性は本体のセレクタースイッチを使って手動で簡単に切り替えられる。

通常時はマイクの正面にいる話者の声にフォーカスする「カーディオイド(単一指向性)」モードがおすすめだ。マイクに向かって話す人の声に集中して音を拾うため、自宅からテレビ会議に参加する場合も生活音を極力抑えて、ユーザーの声だけを相手に伝えられる。

反対に周辺の環境音もマイクに収めたい場合は「オムニディレクショナル(無指向性)」モードがよい。例えば複数でマイクを使う状態でテレビ会議を行う場合に有効だ。離れて暮らす家族とのオンライン通話に一家で参加しても、各人の声をクリアに届けられる。

「ステレオ」はマイクの左右のチャンネルを使って広がりのある音場を捉えるモードだ。どちらかといえば音楽・動画制作向きと言えるかもしれない。もう1つの「バイディレクショナル(双指向性)」は、マイクの前後2方向からサウンドを拾うモードだ。2人の話者が向かい合って話すインタビューの収録・配信に向いている。感染症対策を十分に施した上で使いたい。

iPhoneによる通話音声も向上する

YetiはiPhoneでも使える高音質USBマイクだ。Yetiの商品パッケージにはUSB Type-Aケーブルが同こんされている。MacBook AirにはUSB Type-Cに変換するアダプターを使って装着した。iPhoneにはアップル純正のアクセサリーとして販売されている「Lightning-USBカメラアダプタ」を介して接続する。iPhoneの場合は特別な設定も不要で、Yetiがすぐに認識される。ヘッドホン端子からの音声出力も可能だ。最新のiPhone 12 Pro Maxに内蔵されているマイクと比べても、Yetiのほうが雑味のない明瞭な音声を伝えられる。

iPad ProやiPad AirのようにUSB-C端子を搭載するデバイスの場合も、アップル純正の「USB-C-USBアダプタ」を使えばYetiが使えるようだ。純正品以外の安価な接続アダプターも販売されているが、中には音声データを通せない充電専用のアダプターもある。またiPhone以外のスマホ、あるいはアプリや環境によってはYetiが使えない場合もあり得るので注意しよう。

2021年は年初から新型コロナウイルスが再び広がっている。ビジネスパーソンは家族とともに過ごす自宅で仕事に打ち込む時間が長くなるだろう。指向特性を切り替えながら使えるYetiを導入すれば、テレビ会議の間、家族に静かにするよう頼み込まなければならないストレスから解放されそうだ。高性能マイクによる音声品質の改善をぜひ実感してもらいたい。

山本敦
フリーランスライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経て独立。AI・IoTに関わるスマートオーディオ、4KにVODまで幅広いカテゴリーに精通する。堪能な英語と仏語を活かし、国内から海外のイベント取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_