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自由に使えるコピー機(左)や文房具などのビジネスツール。店内Wi-Fiにつなげばパソコンやスマフォからデータを転送して印刷することもできる

1階はカフェの注文カウンターと客席が10席ほど。2階は15席ほどの客席とビジネス用ツールが置かれた「ワークスペース」、プルーム製品の購入やテイスティングができるショップで構成されている。ソーシャルディスタンスを保つため、客席は通常の半数程度まで減らしているという。店内はフリーWi-Fiが使用可能。2階窓側のカウンター席やテーブル席など計6カ所に電源があり、自由に使うことができる。

2階の「ワークスペース」と名付けられた一角には、コピー機が1台と、筆記具、付箋、クリップなどのビジネス向けツールが置かれており、すべて無料で利用することが可能(1人1品以上の飲食メニューの注文が必要)。まさにテレワーク向きで、利用者からは「無料でコピー機などが使えるのがありがたい」「ゆっくり仕事ができる環境が整っていて利用しやすい」という声が届いているという。

1階のカウンターではドリンクや食事メニューが注文できる。食事メニューは「DONBURI」(税別780円)のみ。大麦雑穀米やフォーなど3種の「ベース」(主食)、ローストビーフなど4種の「メイン」(主菜)、緑黄色野菜など3種の「サラダ」から、それぞれ1種ずつ自由に組み合わせることができる。さらに標準のトッピングとしてポテトサラダ、アボカド、半熟卵などが添えられ、野菜もたんぱく質もとれるヘルシーな丼が完成する。

「DONBURI」メニューで一番人気のローストビーフをメインに。野菜もたっぷりでボリューム満点だ

渋谷という場所柄もあり、カフェの利用客は20~30代が中心で、男女比は半々。混雑時などを除いては利用時間に制限はないため、午前中から来店してランチを食べ、そのまま夕方までテレワークをしているような長時間利用客も多いとのこと。また、「店内でウェブ会議をしている人もかなり目立ちます」と仲村さんは話してくれた。

同店のある場所は、JRの原宿駅と渋谷駅のちょうど中間にあたる。アパレルや雑貨のショップが多く、落ち着いてテレワークができるような場所が少ないエリアだ。同エリアでカフェとして長時間利用でき、さらにプルームの使用OKという、テレワーカーにとっては喫煙者・非喫煙者問わず貴重な場所だ。取材当日もプルームを吸いながらパソコンで仕事をしている客の姿が見られたが、煙も出ずにおいもまったく気にならなかった。

今回取材した店舗は、いずれも会員登録が不要で一般的なカフェ同様に気軽に利用できる。また、前出の「テレワークに関する調査2020」によれば、テレワーカーの半数以上が「機材の設置・更新に関わる費用」「文房具・宅配等事務費用」について会社からの補助がないと回答しており、自己負担の多いテレワークをサポートしてくれる頼もしい存在だ。

2回目の緊急事態宣言が発令され、当面ウィズコロナ時代は続くのだろう。会社や自宅のほかに集中して仕事ができる第3のスペースは、賢く働くビジネスパーソンならぜひ押さえておきたい場所だ。

(フードライター 古滝直実)


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