Men's Fashion

ノータイの仕事スタイル 「黒タートル」でシャープに

How to

2021.1.15

MEN'S EX

仕事におけるタイドアップが、よりマストではなくなった今、まず手にしてほしいのが「黒タートル」。装いを品よくシャープに見せるのはもちろん、手もちのスーツやジャケットとも相性は抜群だ。




【Q】シャツ以外で、きちんと見えるインナーが知りたいです

シャツとネクタイ以外の服装だと何を選べばいいか分からなくなってしまいます。―コンサル系 38歳―

ネクタイを締めないでよい日に、楽だけれどきちんと見えるインナーが知りたい。―不動産業営業 42歳―

【A】「黒タートル」さえあれば定番スーツから柄JKまで好印象です

どんなスタイルにも対応し、上品さを保てる万能選手

新しい働き方にともない、仕事着のカジュアル化が加速度的に進む昨今。これまでビジネスシーンではタイドアップが当たり前だった諸兄のなかには、「じゃあ、インナーに何を合わせればいいの?」と、頭を悩ませている方も少なくないのではないだろうか。

そんなあなたに、真っ先におすすめしたいのが「黒タートル」だ。首元を覆ってくれるタートルは、シャツでいう襟の代わりのような役割を果たし、ラフな見た目になることを防いでくれる。しかも「黒」はシックな印象を醸し出しつつ、ファッション的にも今季の注目カラーでもある。手もちの無地スーツから柄ジャケットまでマッチし、着こなしに程よい柔らかさを演出しながら、引き締め役にもなってくれるのだ。ビジカジのインナーとしてまず押さえておくべき、間違いのない一枚は、ごくシンプルな「黒タートル」であると断言したい。

黒タートル& Suit

+Gray Suit=シャープな知性

秋冬の定番スーツであるグレーのフランネルスーツにも、黒タートルがその効果を発揮。

ライト~ミディアムトーンが主となるグレーフランネルスーツは、ともすれば着こなし全体がボヤけた印象になる。黒タートルならフランネル特有の温かみに寄り添いつつ、装いをモダンに引き締めてくれる。

ニット2万5000円/スローン(スローン) スーツ7万6000円〈オーダー価格〉/麻布テーラー(Y&Mプレスルーム)

+Navy Suit=こなれたベーシック

スーツ12万7000円/ヴァルディターロ ペル シップス(シップス 銀座店) ※ニットは×Gray Suit着用と同じ

+Brown Suit=色気割増し

スーツ7万6000円/リングヂャケット×ナノ・ユニバース(ナノ・ユニバース カスタマーサービス)  時計54万円/ゼニス(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス) ※ニットは×Gray Suit着用と同じ

黒タートル& Jacket

+Pattern Jacket=締まった華やかさ

クラシックな黒×白の千鳥格子によるジャケット。これにタイドアップだとややお堅い印象に陥りがちだが、黒タートルならどうだろう。千鳥格子の黒ともリンクしつつ、適度に肩の力が抜けたモダンな印象に仕上がってくれる。パンツも黒で統一すれば、今季らしいモノトーンスタイルに。

ジャケット12万7000円/デ ペトリロ、パンツ2万9000円/ベルウィッチ(以上ナノ・ユニバース カスタマーサービス) メガネ5万5000円/マツダ(オブジェ・イースト) ※ニットは×Gray Suit着用と同じ

+Check Jacket=モダンなコントラスト

ジャケット10万2000円/ガボ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) 時計54万円/ゼニス(LVMHウォッチ・ジュエリージャパン ゼニス)※ニットは×Gray Suit着用と同じ

+Knit Jacket=ドレス感ある柔らかさ

ジャケット4万2000円/フィリッポ デ ローレンティス(トヨダトレーディング プレスルーム) ※ニットは×Gray Suit着用と同じ

※表示価格は税抜きです。

撮影=黒沼 諭(aosora)、若林武志、伏見早織、武蔵俊介、長尾真志、恩田拓治 スタイリング=四方章敬、宮崎 司(CODE) ヘアメイク=馬場拓也(SEPT) 構成・文=小曽根広光 文=安岡将文、吉田 巌(十万馬力)、秦 大輔、伊澤一臣、柳澤 哲 撮影協力=バックグラウンドファクトリー、EASE

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[MEN’S EX 2021年1・2&3月合併号の記事を再構成]

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