2021/1/13

腕時計の、どのような部分に魅力を感じるのかをたずねたところ、部長職以上では「正確さ」が47%、「ものづくりや機構の職人技」が44%、「ブランドヒストリー」が35%と、実用性やものづくりへの信頼を重視する人が多くみられた。

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30代、時計の「ステータス」に関心

一方、世代別の興味のポイントをみると、30代で高いのが「ラグジュアリー感や豪華さ」(31%)、「いい時計をしていると一目置かれる」(31%)となり、時計の機能以上にステータスなどに価値を求める傾向がうかがえる。対照的に50代、60代では「正確さ」が半数近くを占めた。

では、腕時計を購入する場所はどこだろうか。全体でもっとも多かったのが「時計専門店」で43%。品ぞろえ豊富な専門店で、ブランドを比較しながら購入する姿が思い浮かぶ。続いて「直営ブティック」(42%)、「百貨店」(36%)を支持する人も多い。最近、東京・銀座など主要都市でブランドの旗艦店の開設・改装が相次いでいるほか、時計売り場を目玉とする百貨店が増えていることも影響しているのだろう。

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高額時計を購入する人ほど実店舗での購入比率は高く、300万円以上の時計の購入者では「海外」が4割を超す。一方、「時計専門店のオンラインストア」は18%、「ブランド直営のオンラインストア」は12%と、ネットでの購買の伸びも要注目だ。

購買チャネルとしてだけでなく、時計を購入する際の情報収集においても、デジタルの影響は強まっている。購入プロセスを聞いたところ、「ネットで調べてから実店舗で購入する」(27%)と合わせると、6割の人が購入前にネットで時計の情報を収集している。新型コロナウイルス感染拡大による自粛ムードもあり、ネットでの検索、購入という傾向はますます強まることが予想される。

コロナ下での高額消費の先行きは不透明だが、専門店や百貨店での高級時計の売れ行きは堅調に推移しているようだ。「全体に300万円以上の高価格帯がよく売れ、カルティエの新作、ロレックス、パテックフィリップの希少モデルへの問い合わせが多い」と都内百貨店バイヤーは話す。手指消毒で指輪を付けにくくなり、時計に目が向く女性も多いという。調査では100万円以上の時計購入者の2割を超す人が、購入の理由として「資産価値が高いと知ったから」を挙げた。

(Men's Fashion編集長 松本和佳)


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