余った餅をおいしく食べる スライスや削ってアレンジ

写真はイメージ=PIXTA
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お正月料理と言えばおせち料理と餅。近年は一年中スーパーで餅を買うことができますが、それでも最大の需要期はやはりお正月。そして、松の内が開け、鏡開きも過ぎたころ、「食べ飽きて余ってしまった餅をどうするか」という悩みがでてくるのではないでしょうか。新年早々、せっかく買った餅を無駄にしてしまってはもったいない。今回は餅の保存方法や飽きずに食べられるアレンジ例をご紹介します。

餅の賞味期限は?

まず、餅の賞味期限を確認しましょう。これは市販の切り餅と、自家製の餅で大きく違います。個包装されている市販の切り餅は、商品によって差はありますが、開封前であれば多くは賞味期限が1年近くあり、保存食としても使うことができるほどです。

自家製の餅については、作ったときの環境や、保存する室温によって大きく違いますが、常温や冷蔵保存の場合は3日程度。カビが生えてきてしまうのです。正しく冷凍した場合は1カ月程度は問題ありません。

自家製の餅の保存方法

<常温・冷蔵の場合>

自家製の餅を保存するには、カビ予防の処理が必要です。まず餅を小分けにして焼酎などアルコール度数の高いお酒にくぐらせてから、弁当用のカップなどに入れた練り辛子やわさびなどと一緒に密閉できる食品用保存容器に入れます。辛子やわさびの殺菌作用で、カビが発生しにくくなります。冷蔵庫に入れるほうがいいですが、室内で保存する場合は冷暗所に。冷蔵庫ならば数日~1週間程度が目安です。

<冷凍保存の方法>

自家製の餅も市販の切り餅も、冷凍保存する場合は1つずつ食品用ラップを密着させてからチャック付きの保存袋に入れます。しっかりと空気を抜いてから封をして冷凍庫へ。数カ月保存できます。

・餅にカビが生えてしまったら?

「表面のカビを削って見えなくなれば大丈夫」と思われるかもしれませんが、カビは根が生えているとも言われ、見た目では分からなくても見えない部分に残っている可能性があります。少しでもカビが発生したら食べないほうがよいでしょう。

餅を飽きずに食べられるアレンジ例

焼いたり煮たりといった従来の調理法のほか、餅を薄くスライスしたり、削ったりする便利グッズを使えばアレンジの幅が広がります。雑貨店などで販売しているので、一つ持っておくと便利かもしれません。

・スライス餅のアレンジ

餅専用のスライサーを使って薄くスライスすると、様々な料理に使えるようになります。耐熱皿にバターを塗ってからスライスした餅を並べ、ミートソースとピザ用チーズをかけてオーブンやトースターで焼くとラザニアのように。オムレツの中に入れるのも、もっちりした食感が楽しめるのでおすすめです。

・餅でおかきを作る

小さくカットした餅を天日に干して乾燥させてから油で揚げ塩をふると、自家製のおかきを簡単に作ることができます。揚げ油にごま油を使うと一味違ったおかきに。七味唐辛子をふるのもおすすめです。

餅が硬い場合は、沸騰したお湯に2~3秒くぐらせてから包丁を入れると切りやすくなります。

・ゴマだれとラー油

軽くゆでた餅にしゃぶしゃぶ用のゴマだれとラー油をかけるとそれだけでも立派な一品に。おかずとしても、お酒のおつまみとしてもおすすめです。

・フライパンで焼いて焼き肉のたれをからめる

フライパンに薄く油をひき餅をこんがりと両面焼いた後に、焼き肉のたれをからめてもおいしくいただけます。

今回ご紹介したのは餅のアレンジ例のほんの一部ですが、まだまだいろいろとアレンジ可能です。せっかく買った餅ですので、しっかり保存してアレンジ料理を楽しんでみてください。

矢野 きくの(やの・きくの)
家事アドバイザー・節約アドバイザー。明治大学卒。女性専門のキャリアコンサルタントを経て現職に。家事の効率化、家庭の省エネなどを専門にテレビ、雑誌、講演などで活動。著書:「シンプルライフの節約リスト」(講談社)他 オフィシャルサイト https://yanokikuno.jp
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