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北イタリアの手打ち郷土パスタが名物 東京・都立大学

2021/3/25
名物の自家製パスタ「ビゴリ」を使った一皿
名物の自家製パスタ「ビゴリ」を使った一皿

東急東横線・都立大学駅から徒歩1分の場所にあるイタリアン「D’ORO(ドーロ)」。九段下の「トルッキオ」など、有名店で腕を磨いたエグゼクティブシェフ最上翔さんが2012年にオープンした店だ。

Summary
1.幅広い年齢層から支持される、地元民に人気の隠れ家イタリアン
2.モッチモチの弾力 日本では珍しい北イタリアの郷土パスタ・ビゴリが味わえる
3.一つひとつの素材を最大限に生かす、ていねいな仕事と美しい盛り付け

オーソドックスなメニューをそろえたカジュアルなイタリアンで、幅広い年齢層から親しまれているのが特徴。70~80代の常連客もいて、その居心地の良さがうかえる。

なお、初台にある「D’ORO初台」は2店舗目。こちらは接待や記念日にお薦めの店なので用途によって使い分けたい。

「D’ORO」の店内はシックなつくり。重厚感あるメタルのカーテンがひときわ目を引き、かっこいい。建築家によるデザインで、イタリア・ローマの世界遺産「コロッセオ」をイメージしているのだとか。

「D’ORO」のすべての料理を担当しているのが、シェフの渡邉陽輔さん。

学生時代、進路に悩んでいた時に、昔のアルバムに「料理人になるのが夢」と書いてあったのを発見し、料理の道を志す。東新宿、青山、蒲田、イタリアなどで腕を磨き、2016年から「D’ORO」の料理長に就任。

「1号店であるこちらは『週に一度来てもらいたいお店』をコンセプトにしています。地元密着であることを大切に、しっかり食事したい人、ワイン中心でアラカルトを楽しみたい人など、それぞれのニーズに合わせた使い勝手の良いお店を目指しています」(渡邉さん)

ランチコースは1100円~、ディナーコースは5500円~。アラカルトも豊富にそろう「D’ORO」の料理を、さっそく紹介していこう。

前菜「オマール海老のアメリケーヌの冷製chawan蒸し」

まずは前菜「オマール海老(エビ)のアメリケーヌの冷製chawan蒸し」から。

見た目にも美しい冷製茶わん蒸しはオマールエビのだしがたっぷりきいたアメリケーヌソース(エビで作るソース)、コクとうま味の強いブランド卵「恵壽卵(けいじゅらん)」、生クリームなどで作られる。まるでプリンのような、なめらか食感が心地よい。

2層構造になっており、上にかかっているとろみのある透明なソースがとてもいい風味を出していることに気づく。このクリアなソースは天然マダイ、昆布、貝のだしをブレンドしたもので、雑味のない上品なうま味が絶品。トビッコのプチプチした食感もリズミカルな楽しい前菜だ。

刻みキュウリの小気味いい歯ごたえの秘密は種を取ってから表面を乾燥させるひと手間をかけているから。小さな器の中に、ていねいな仕事ぶりを感じる。

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