Men's Fashion

マフラー・ストール大人っぽく 5種類の粋な巻き方は

How to

2021.1.9

MEN'S EX

色・柄・素材の妙で装いを彩り、時には巻き方のニュアンスで自分だけの味つけをする。カジュアル主流の今だからこそ、ネクタイをするように巻き物を楽しもう。それは心安らぐぬくもりで首元を包むとともに、あなたの品格を語る代弁者となるはずだ。




01.溶けるように交じる世にも美しきツートーン

LORO PIANA(ロロ・ピアーナ)

ロロ・ピアーナの代名詞である極上カシミア100%で仕立てたストール「グランデ・オポジット・ツートーン」。ご覧のとおりブルー×ブラウンのコンビカラーだが、経糸に青・茶の2色を用いて部分ごとに使い分けることで、ブラウン部分はうっすらとブルーが織り混ざったメランジカラーになっている。シンプルに見えて趣向に富んだ、ロロ・ピアーナならではの表現だ。無造作にひねって、色をミックスさせるように巻くとエレガント。200×50cm。9万8000円(ロロ・ピアーナ ジャパン)

コート61万2000円、ニット11万2000円、パンツ9万8000円/以上ロロ・ピアーナ(ロロ・ピアーナ ジャパン)

02.冬のリネンがもたらす未体験の巻き心地

THROW(スロー)

ふんわりとした柔らかさの中にハリコシを感じる独特な手触りは、経糸にウールカシミア、緯糸にリネンを用いることで叶えたもの。冬にリネンとは意外な素材選択だが、それゆえほかでは味わえない個性を発揮している。程よいボリューム感があり、立体的に巻くことができるのも魅力だ。仕上げにウォッシュをかけることで、リネン混ながら肌当たりが柔らかいのもポイント。198×78cm。3万5000円(スロー)

コート15万円/シーラップ(エスディーアイ)

03.正統派チェックに宿る伝統とモダニズムの共存

JOSHUA ELLIS(ジョシュア・エリス)

英国を代表するカシミアファブリックメーカーとしても知られるジョシュア・ エリス。そのクオリティを存分に味わえるカシミア100%マフラーは、伝統的チェックを大柄にすることで時代性を表現。グレーやペールブルーを基調にダークバーガンディと組み合わせることで、都会的な佇まいに仕上げているのも巧い。シンプルにひと巻きして柄を印象的に効かそう。190×70cm。5万7000円(グリニッジ ショールーム)

コート8万9000円/トゥモローランド (トゥモローランド)ニット3万9000円/ザノーネ(スローウエア ヴェネツィア 東京丸の内店)パンツ3万2000円/PT TORINO DENIM(PT JAPAN)

04.大胆なアレンジが光る “クレイジー小紋”

DRAKE’S(ドレイクス)

クラシックな小紋をパッチワーク状に切り換え、クレイジーパターンにプリントしたウールストール。配色もややビビッドにアレンジされ、どこかポップさも感じさせる印象に仕上げている。薄手の生地のため、写真のようにコンパクトにまとめることも可能。ジャケットと合わせてもバランスがよく、春先まで活躍する一枚だ。190×65cm。3万円(ドレイクス 銀座店)

コート12万7000円/マッキントッシュ(マッキントッシュ青山店)ニット2万9000円/ドルモア(バインド ピーアール)

05.糸の“紡ぎ”からこだわりぬいた絶品のグラデーション

BEGG×CO(ベグ アンド コー)

流麗なグラデーションを誇る「アラン ニュアンス」シリーズの新色。一般的な製品染めではなく紡績段階で色出しを行い、トーンを少しずつ変えながら糸を紡いでいくことで、極めて自然で美しいグラデーションを描き出している。最高級カシミアの証である“ウロコ”がくっきりと浮かんだ質感も圧巻で、とろけるようななめらかさとしっとりとした艶を湛えている。サラリと巻くだけで、文字通り装いに豊かなニュアンスが生まれる一枚だ。183×73cm。14万円(ボーダレス)

コート27万円/ベルヴェスト(グジ 東京店)ニット2万7000円/モルガーノ(インテレプレ)