全国のアパレルショップの情報を集めたウェブメディア「FACY MEN(フェイシーメン)」。提供元のファッション系ベンチャー、スタイラー(東京・渋谷)が、月間100万人を超える利用者の閲覧情報を分析、次のトレンドを読み解く。
FACY MENのメディア内では「アウター」や「パーカー」のほか、「ニット」カテゴリーの記事がよく閲覧されていた。
「ニット」に関連する記事の頻出語には、「定番」、「タートルネック」、「厚手」などがあった。今回はタートルネックのニットについて取り上げる。
タートルネックのニットと一口に言っても、ネック部分の高さや生地の厚さ、使われている素材などによって、与える印象は大きく変わる。今年、大人が選ぶべき一着とは、どんなものだろうか。FACYに登録する各店に、おすすめのアイテムを紹介してもらった。
ゆったりシルエットでこなれた感じに
「一着取り入れるだけで上品に見えるのがタートルネックの特徴。ゆったりとしたシルエットを選んで、適度なカジュアルさを取り入れることで、こなれた印象になりますよ」
そう語るのは「EDIFICE(エディフィス)渋谷スクランブルスクエア店」の浜田孝寛氏。選んでくれたのは、エディフィスがオリジナルで展開している「3ゲージ ラヴアール タートルネック ニット」だ。

「編み地の粗い、いわゆるローゲージニットです。サイズがゆったりしていることもあり、一枚でも存在感があります。ファッション感度の高い、20代から30代前半の方に人気ですね」
生地はウールとカシミヤの混紡で、肌触りのよさに注目する人も多いという。
「試着されるといい反応をいただけることが多いです。とても柔らかな質感なので、ウール素材が苦手な方にも手にとっていただきたいですね」
カラーは写真のカーキ以外に、くすんだ色味のキャメルと発色のいいピンクも展開されている。中でもおすすめはキャメルだ。

「キャメルは、寒色と暖色のどちらにも合わせられます。トレンドであるブラウンとも相性がいい。合わせるならタック入りのパンツやイージーパンツですね。特に(裾に向けて次第に細くなる)テーパードが効いたパンツなら、ニットのゆったりしたシルエットともバランスが取りやすいと思います」

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