スマート家電の音声操作はアマゾンに軍配

どちらの製品にも、Wi-Fiネットワークに接続されている宅内のスマートホーム機器を音声で操作できる機能がある。対応する製品の種類や数は今のところAmazon EchoシリーズのAlexaに軍配が上がる。例えばAmazon純正のスマートプラグ「Amazon Smart Plug」を使うと、接続されている家電機器の電源をAlexaに声で頼んで切り替えられるので便利だ。

アップルのHomePod miniも、アップルのHomeKitに対応するIoT・スマートホーム機器の音声による操作に対応している

HomePod miniはiPhoneにかかってきた音声通話を受けて、内蔵するマイクによるハンズフリー通話もできる。在宅ワークのパートナー的ツールとしても存分に活躍してくれる。一方のAmazon Echoシリーズにも、EchoデバイスやAlexaアプリを使う家族や友人に、Alexaによる音声操作でハンズフリー通話をかけられる機能がある。スマホからAmazon Echoに通話をかけることも可能だ。遠く離れて暮らす家族とのコミュニケーションにも役立つだろう。

仕事の相棒として活躍しそう

従来のAIアシスタントを搭載するスマートスピーカーはサイズも大きかったので、リビングルームのテレビ横が定位置になることが多かった。しかし今回、特にアップルのHomePod miniは、先行発売されていたHomePodよりもサイズがぐんと小さいので、筆者も机の作業スペースに置くようになった。スマートスピーカーが手元にあると、iPhoneにかかってきた音声通話をHomePod miniで応答できる。そのためハンズフリー通話を積極的に使うようになった。両手が自由になるため、そのままパソコン作業も続けられる。こちらから通話する場合はiPhoneで連絡帳から通話する相手を選び、音声通話のデバイスにHomePod miniを指定すればいい。スマートスピーカーは活用の仕方によってデスクワークに欠かせないツールにもなる。

コンパクトなHomePod miniは仕事机の手元に置いて使いやすい。筆者もiPhoneとの連携によるハンズフリー通話を利用する機会が増えた

HomePod miniはアップル製品との連携に優れているので、やはりiPhoneユーザーにお薦めのスマートスピーカーだ。音質は好みによるところも大きいが、小音量の音もしっかりと鳴らし切るバランスの良さは秀逸だ。Amazon EchoはエントリーモデルのAmazon Echo Dotと合わせて、スマートスピーカー入門機として最適な選択といえる。値段も手ごろなので、複数の部屋に設置して機器のリモコンとして使うなど、スマートホーム環境の本格的な構築にも力を入れたくなる。

いまだ新型コロナウイルスの影響に見舞われており、気楽に外出できる状況ではない。自宅で最新のスマートスピーカーでゆっくりと音楽を聴きながら、リラックスしてみてはいかがだろうか。

山本敦
フリーランスライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経て独立。AI・IoTに関わるスマートオーディオ、4KにVODまで幅広いカテゴリーに精通する。堪能な英語と仏語を活かし、国内から海外のイベント取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。
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