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小芝風花 「この人が出てるなら見たい」と思わせたい

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2011年に芸能界入りし、14年の実写映画版『魔女の宅急便』の主役に抜てきされた小芝風花。以降、NHKの連続テレビ小説『あさが来た』(15年)でヒロインの娘を演じ、19年には特撮オタクにふんしたNHKの『トクサツガガガ』で連続ドラマ初主演。20年は4月期の『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)で、ヒロインとなる小林苺役を演じ、夏クールの『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)では、民放連ドラ初主演を果たした。さらに10月には単発ドラマ『書類を男にしただけで』(TBS)に主演。23歳で主役クラスに駆け上がった1年だった。

「20年の撮影は、『美食探偵 明智五郎』から始まりました。明智役の中村倫也さんや、明智と対決する殺人鬼・マリア役の小池栄子さん……周りは頭の回転が速くて面白い方たちばかりで、現場ではずっと笑ってましたね。特に中村さんは、休憩中にクイズを出し合ったり、ふざけたりして、かわいがってくださって。小池さんにはよく『兄妹みたい』って言われてました。中村さんは、『このセリフだと言いにくくない?』とか、私の役のアドバイスもくださいました。『お兄ちゃん』だけでなく、先輩として尊敬する部分がありました。

『美食探偵』で印象に残っているのは、第6話。山小屋が火事になるシーンです。マリアには絶対かなわないと見せつけられるんですけど、今見ても『やっぱり勝てない』と悔しくなるほど。その後に、緊急事態宣言が出て撮影ができなくなったんです。放送休止になるとしても、『あとワンシーン撮れば、6話は放送できるのに』って、もどかしく思っていました。それから2週間くらい経って、感染対策を取りながら、演出を変えて撮影することになって。撮影時間も早く終えなきゃいけなかったので、ぶっつけ本番。テストがないからこそ気持ちをぶつけることができて、いい経験になりました」

黒バックのスタジオで、大きく距離を取った明智と苺がシリアスに言葉を交わすこのシーンは、近いようで遠い心の距離を演出していると評判で、「これが令和の新演出」などとSNSで大反響。ツイッタートレンド1位になった。

『美食探偵』を撮り終えてクランクインしたのが、『妖怪シェアハウス』だ。恋人にフラれ、妖怪たちの家に転がり込んだ主人公・目黒澪を演じ、松本まりか、大倉孝二、池谷のぶえらと共演した。

イメージを覆すような役を

「『妖怪シェアハウス』は、共演者の方々が初めての方ばかりで、最初はドキドキしてたんです。でも、妖怪とその役者さんの相性が抜群すぎて(笑)。まりかさんの色気と小悪魔感は『お岩さん』にぴったりだし、大倉さんの飄々とした『ぬらりひょん』や、『座敷童子』ののぶえさん、『酒呑童子』を演じた毎熊克哉さんも、イケメン具合が鬼とマッチしていて、現場はすごく盛り上がりました。

ただ、1人でもコロナにかかると大変なので、細心の注意を払って。私も撮影以外では家から出ることも控えてました」

その後、TBSの単発ドラマ『書類を男にしただけで』で、書類の不備で男性として転職してしまったヒロイン・箕輪祐希を男装して演じた。『美食探偵』での男装シーンがきっかけでキャスティングされたそうで、「こうやってつながることもあるんだ」と思ったそう。

コミカルなシーンも多かった『美食探偵』での苺役に、ホラーコメディの『妖怪シェアハウス』、社会派ラブコメと銘打った『書類を男にしただけで』と、この1年で開花したのが、小芝のコメディエンヌとしての才能だ。テンポの良いセリフ回しとコロコロと変わる表情で視聴者を魅了した。

「最近、『コメディエンヌ』って、記事でも書いてくださる方が増えました。私はトリッキーなことができる性格でもないし、ビジュアルも普通なので、『個性がないな』って、ずっとコンプレックスだったんです。でもコメディ作品が増えて、見た人が『いいね!』と言ってくれて。1つの個性になってきた気がして、うれしいです。

私は元気な女の子や、真面目でいい子の役が多かったんですけど、シリアスな役も演じたいし、犯罪者のような怖い役もやってみたい。怖い役は、10代から言っているのにご縁がないんです(笑)。

うれしいことに20年はドラマ出演が多くて。ドラマは撮影期間が長いぶん、共演者の方やスタッフさんとコミュニケーションが取れるので、楽しいですし大好きです。でももちろん、映画にも出演できるように頑張りたい。舞台もすごくやりたいんですよね。まだ2作しか経験がないですが、普段とは全然違う声の出し方や動きをするので勉強になります。

あとは、配信作品にもとても興味があります。民放じゃないからこその踏み込んだ内容が多かったりするので。そういう場で、今までできなかった役に挑戦できたらいいなと思っています。将来的には、映画、ドラマ、舞台、配信とバランス良くやっていけたらいいなっていうのが本音です」

21年は"非・コメディ"で幕を開ける。『僕の生きる道』(03年)、などのヒューマンドラマの名手・橋部敦子が脚本を手掛ける、1月期の『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』(テレビ朝日系)に主演。人とのコミュニケーションが苦手で内気な主人公・萌子美を演じる。

「コメディ作品が続いていたので、楽しみです。モコミはモノと会話ができるという、普通の人とは違う感覚を持っている女の子。しゃべるとヘンな子だと思われるので人と話すことが苦手になった彼女が、勇気を出して前に進む姿を丁寧に演じていきたいです。

21年は、芸能界入りして10年。最初はマネジャーさんに言われたことをやるだけだったのが、現場に慣れて、『どうしたら役に寄り添えるんだろう?』と考えるようになりました。このお仕事の楽しさが分かってきた感じがします。

10年後には、『この人が出てるんだったら、見たい』と思ってもらえるような女優になりたいです。私が大好きなのは、満島ひかりさんや安藤サクラさん、蒼井優さん。例えば、満島さんの泣くお芝居は、こっちまで胸が苦しくなって泣いちゃうような力がありますよね? そんなふうに人の心を揺さぶる女優になりたい。そのためにお芝居をもっともっと磨いていきたいです」

(ライター 泊貴洋)

[日経エンタテインメント! 2021年1月号の記事を再構成]

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