Da-iCE工藤大輝 ラジオは素で話さないと届かない僕たちのラジオデイズ(9)

日経エンタテインメント!

日経エンタテインメント!

2018年4月より、TBSラジオで毎週土曜22時~24時に生放送されている番組『TALK ABOUT』。パーソナリティーを務めるのが、Da‐iCEのリーダー兼パフォーマーで、楽曲制作も手掛ける工藤大輝だ。『TALK ABOUT』は、TBSラジオが「10代のリスナー層拡大」という命題のもとスタート。毎回、番組に届いた「ティーンの声」を紹介。今、彼らが何を考えていて、何に悩んでいて、何を楽しんでいるのか──ティーンの“リアル”が全方位的に集まった番組として人気を博している。番組を通して身についたこと、また音楽活動にプラスに働いていることについて聞いた。

1987年6月28日生まれ、北海道出身。2011年に結成され、14年にメジャーデビューした、5人組ダンス&ボーカルグループDa-iCEのリーダー兼パフォーマー

元カノの話も隠さずにする

「番組には、日常的なものからとてもシリアスなものまで、10代の子たちからたくさんのメッセージが送られてきます。僕は今33歳なんですけど、先生的な目線だけでなく、自分が学生の時にどうだったかという友達目線の助言もできるギリギリの年齢なのかなと。それをメッセージの温度感に合わせて使い分けてる感じですね。リスナーのなかにはデリケートな子も多いので、『とっつきやすい兄ちゃん』じゃないですけど、なるべく優しく相談に乗ってあげることを第一に考え、コミュニケーションを取るようにしています。

あと、自分を作ったりせず、素で話さないとちゃんと届かないというのはありますね。“ダンスボーカルグループに所属し、普段は黄色い声援を受けている人”という感じで立ち回ると、どうしても恋愛の相談とかをうやむやにする必要が出てきてしまう。なので、僕は元カノの話なども普通にするようにしています(笑)。星野源さんや福山雅治さんも、ラジオで下ネタをバンバン言うじゃないですか。そうやって素を見せることが、たくさんの人から支持される要因の1つでもあると思うので。自分が客観的にこのラジオを聴いたと想定して、『この人作ってるな』『寒いな』って思われないものにしていますね」

週替わりでミュージシャンなどをゲストに招き、リラックスした雰囲気のなかで繰り広げられるトークも番組の魅力の1つ。ただ初めて会う人も多いことから、この3年で、パーソナリティーとしてのMC術も身についてきているようだ。

「『TALK ABOUT』は生放送なので、事前にゲストの方と直接打ち合わせができないことも多いんです。だから、ブースの中で『初めまして』の場合もたくさんあって。ご挨拶からのちょっとしたおしゃべりで、どういう人なのかを把握しなければいけない。まず冒頭で、ゲストのプロフィルを僕が紹介するんですけど、そこで『こうでしたよね?』って問いかけた時に、『はい』で終わる人なのか、そこから話を発展させるタイプの人なのかによって、その日の自分のスタイルを決めています。『はい』で終わった場合、今日は自分がアクセルを踏んでいくんだと覚悟ができる(笑)。逆に、どんどん話してくださる場合は、ブレーキの配分を考えたり。初めの5分で、その日のキャッチボールの仕方を計算しています」

エンタメ!連載記事一覧
注目記事
次のページ
ラジオでティーンの流行を知る
エンタメ!連載記事一覧