21年も転職市場のキーワードは「DX」

20年にはDXを推進する人材のニーズが高まりましたが、その傾向は21年も続くでしょう。10月の記事(DX時代こそ必要なスキル デジタル力より、まず動く力)でもお伝えしたとおり、イノベーション創出を目指す「攻めのDX」、業務効率化やコストカットを図る「守りのDX」の両面で人材ニーズがあります。

今はまだDXの経験者が少ない状況といえます。IT(情報技術)分野の知識やDX関連の経験がなくても、「変革」の経験や意欲を持つ人が採用に至っています。

デジタルの活用は、一時的なブームなどではなく、この先もテクノロジーの進化とともに続いていきます。この機会に、DXの経験を積んでおくことが、この先のキャリアの選択肢の拡張につながるかもしれません。

「変革やDX推進を手がけてみたいが、今の会社は消極的だ」など、もどかしさを感じている人は、転職あるいは副業によって携わるチャンスを探ってみてはいかがでしょうか。

21年には「ワクチンの普及」という明るい兆しもみえてきています。景気が戻ってきたとき、すぐにアクセルを踏み込めるように、採用を強化する企業は少なくありません。

この12月に新規株式公開(IPO)を果たした企業もあり、証券会社のある役員が言うには、こういったIPO傾向は続くと見込まれているようです。資金調達に成功し、体力を強化して攻めようとしている企業にも要注目です。チャンスへのアンテナを張っておくことをお勧めします。

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「変化」への免疫力をつけようとする意識が高まる
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