朝ドラヒロイン清原果耶 愛用の筆箱は姉のプレゼント

公開中のアニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』でジョゼ役を演じている清原果耶さん
公開中のアニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』でジョゼ役を演じている清原果耶さん

NHKの2021年度前期連続テレビ小説『おかえりモネ』でヒロインを務める清原果耶さん。公開中のアニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』では声優にも挑戦している。国民的女優への階段を駆け上がる彼女が大切にしているモノは、赤いレザーの筆箱だった。

18歳の誕生日にもらった、レザーの筆箱

「この筆箱は、18歳の誕生日に姉からプレゼントでもらったものです。どこかの革屋さんで買ったのかなぁ。どこで買ったのかは分からないんですけど、私が赤色を好きな時期があったことを覚えていて、選んでくれたんだと思います。姉は3つ上で、実家にいたときは、お洋服を共有したりしていて。今も、姉が『欲しい』と言っていたものを買って送ったり、姉もこういうものを送ってくれたりと、仲が良いんです」

お姉さんからプレゼントされた赤いレザーの筆箱。シンプルで、カバンに入れておいてちょうどいいサイズ感だという

「筆箱のお気に入りのところは……細いところ(笑)。スマートなフォルムなので、カバンの中で邪魔にならないんです。レザーの質感も好きですね。革は、いっぱい使うと証しが残る。だんだん傷がついて、味が出てくるところが楽しいです。……でも、どういうところが好きっていうよりは、やっぱり『姉がくれたから』っていうほうが大きいですね」

18歳の誕生日を迎えた2020年1月当時は、まだ高校生。筆箱は勉強道具だったが、卒業した今は仕事道具だ。最近はスマートフォンやタブレット端末を持ち歩き、ペンケースを持たない人も多いが、清原さんが思う筆箱を持つ良さとは?

「この筆箱は、スマートなのに、いっぱいペンが入るところが好きです。私、シャープペンシルをよく使うので、消しゴムも要るんですよ。ほかに赤ペンやサインペンも持ち歩いています。今、朝ドラを撮っているんですけど、毎日カバンに入れてスタジオに持って行っています」

「朝ドラは、月曜日にリハーサルをしてから撮っていくんです。だから月曜は、『ここでこういう動きをする』とか『ここでこれを取る』とか、特に台本に書き込むことが多い。筆箱は必需品です」
次のページ
『ジョゼと虎と魚たち』で感じた声優業の難しさ