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熱々のソーセージをナイフで刻み、噛った瞬間、口中で肉汁が弾けて塩味を帯びた芳醇な味がじわりと染み渡った。ビールとの相性もよく、気付けば1本100gのソーセージを2本、軽く平らげていた。

「おさ村」定番の習志野ソーセージのお好み焼き

次に向かった先は東邦大、日大のキャンパスがある京成大久保駅かいわい。「騎兵」と「学園」の町をうたった看板がある商店街や秋山好古の碑を見物した後、もんじゃ・お好み焼きの「おさ村」へ。長村桂佑店長自ら「習志野ソーセージのお好み焼き」を実演してくれた。鉄板に広げた生地の上に1本分(100g)のソーセージを10片に刻んで乗せ、じっくりと両面を焼き上げる。おもしろいのは客のリクエストに応じて、マヨネーズで絵を描いてくれる点だ。

この日、長村店長が描いてくれたのは習志野市のキャラクター、スポーツと音楽好きな「ナラシド」君。「子供たちが待ち時間に飽きないよう、アンパンマンなど色々な絵を描いています」。お好み焼きの上に鰹節や青海苔をかけて頂くと、これまたビールが進み、ポカポカ心が温まる。

夜、大久保駅近くのビストロ「コンフィ」をのぞくと、店は静まり返っていた。「コロナでお客はさっぱりですよ。金曜はいつも都内で飲んできた人が立ち寄り、土日は地元客が大勢来るんですが」

長年、洋食店で腕を磨いてきた店主の青木正之さんも、さすがにボヤキ節だ。習志野ソーセージを肴に、習志野高校サッカー部OBの青木さんの話に耳を傾けた。バレーボール、体操、ボクシング部などの強豪校として知られるが、「今は200人も部員がいる吹奏楽部が大人気です」。店内は甲子園出場の記念品やペナント、習志野高校史などがギッシリ並んでいる。「カジュアルなフレンチ料理店の筈が、習志野高校の応援団の店になってしまった」と青木さんは笑う。

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