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菅田将暉 「コラボの年にしよう」と考えていなかった

菅田将暉インタビュー(上)

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NIKKEI STYLE

日経エンタテインメント!

コロナ禍に襲われた2020年は、音楽活動で様々なコラボを発表した。主演映画『糸』が22億円を突破。『MIU404』でも悪役で印象を残した。公開中の映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌『虹』やラジオ『オールナイトニッポン』も含め、1年を振り返ってもらったインタビューを2回に分けて掲載する。

◇  ◇  ◇

2020年は映画『糸』『浅田家!』、ドラマ『MIU404』の3作に出演した菅田将暉。アーティストとしては7月のCreepy Nutsとの『サントラ』『日曜日よりの使者』に始まり、石崎ひゅーい&亀田誠治との『糸』、OKAMOTO'Sとの『Keep On Running』、同じ事務所に所属する中村倫也との『サンキュー神様』などといった多種多様なコラボレーション活動が目立つ年でもあった。20年は菅田にとってどんな年になったのか。

「人と人が手を組む1年になったなと思います。音楽に関しては特に"コラボの年にしよう"と考えていたわけではなかったんですけど、結果的にコロナの影響があったからかもしれないです。自粛期間中の交流手段がリモートしかなくて、リモートで1番活動しやすかったのが音楽だった。そういう意味でも動き出したタイミングが、たまたま重なったんだと思います。

OKAMOTO'Sのオカモトレイジ君とはプライベートでもよく遊んでいて仲が良かったですし、Creepy Nutsのお2人も、ラジオの仕事を通して交流があって。(中村)倫也さんとのコラボで歌った『サンキュー神様』は、マネジャーさんのPCにストックされていた音源の整理をしていたときに見つけたものなんです。『懐かしいね、歌ってみようか』ということになり『倫也さん、今、時間あります?』と(笑)。面白い人たちとモノを作るのは、単純に楽しいです。特に僕のあまり知らない音楽という世界のプロの人たちは、一緒にいるだけで刺激的。すごく面白かったです」

現在、公開中の映画『STAND BY ME ドラえもん 2』では、主題歌『虹』を担当。今作でも旧知の仲である石崎ひゅーいが、作詞・作曲を手掛けている。

「ちょうど1年くらい前に、ひゅーい君に『こんな話があって』と主題歌のことをお願いしてみたら『ぜひ』と受けてくれたんです。作るなかでの僕の関わり方は曲によって違うんですけど、今回は2人でお茶をしながら、僕が『こう思う』『こうできたら』といっぱいアイデア出しをして、ひゅーい君がそれを踏まえて作業してくれるという形でした。で、作ってきてくれたものに対してまたあれこれ言うという、非常にわがままな立ち位置でした(笑)」

「この映画の題材が『のび太くんとしずかちゃんの結婚式』ということで曲もウェディングソングを作りましょうということになったんですけど、僕らは独身なので、結婚が実際にどういうものなのか分からない。でも、結婚の先にある"家族"については歌えるんじゃないかなと。のび太くんだろうが僕らだろうが、人生を歩んでいるという点では同じ。映画館に来てくださっているお客さんにも寄り添えるような歌にする、ということをテーマにしました。完成した映画と一緒に曲を聴いたときは、違和感を覚えることがなかったので少し安心しました。本編に感動し過ぎて、曲が流れる後半部分ではもうずっと、ガバガバ泣いている状態ではありましたが(笑)」

今で良かった"あったかい映画"

音楽活動に対し俳優としての本数は3本と、例年に比べると少ない。加えて映画『糸』は公開が4カ月延期され、ドラマ『MIU404』の撮影スケジュールも自粛下に直撃したことで大幅に狂うことになった。

「個人的には去年が俳優10周年ということもあったので"シャカリキに大暴れしてやろうぜイヤー"だったんです。なので、それを過ぎた今年は表でガーッ!とやるよりは粛々と作品を作る1年にしようと。それで久々に映画三昧な1年となりました。

しかも公開されたのが『糸』と『浅田家!』。あったかい映画ばっかりで。

『糸』は公開が(4月予定から)4カ月ずれましたけど……あのときはどうなるか全く分からないなか『外に出るな』となり、僕らの仕事は映画館に人を呼ぶことなのに、一瞬『お客さんが映画館に訪れる日なんて戻ってくるのか?』なんて頭の中によぎったりしました。公開延期は仕方がない。影響を受けたのは僕らだけじゃなく、各作品、各業界、各業種の人たちみんながそうでしたから。そんななか、映画を途絶えさせないためにはどうしたらいいんだろう。でも結局は作品を作っていくしかできないんだよな……ということを考えて。改めて、公開できて本当に良かったと思っています。

この2作がこのタイミングで公開になったのは、個人的には本当に良かったと思っていて。どちらも人との縁を描いていて、東日本大震災について触れられているんです。人間はどうしたって、大切な人を失って初めて気づくことが多い生き物ですし、コロナも言わば1つの災害。見ていただくことで感じてもらえることがあるでしょうし、最終的にはどちらも希望のある物語になっている。あったかい気持ちになれる。もちろんいろんな映画があっていいと思うんですけど、少なくとも今は絶望じゃなくて良かったなと思いました。結末が絶望だらけの話だと、僕自身が耐えられない……!(笑)。見てくださった方の反響と、あとうちの両親からも寄せられて。あったかくて良かったなと思いました」

一方、ドラマ『MIU404』では綾野剛と星野源が演じる第4機動捜査隊隊員の2人を翻弄する青年・久住役として出演。不敵な悪人ぶりが話題となった。

「そうだ、温かくない役どころもやっていたんだった、クズミ! あれさえなければ……飛び道具ですけどね(笑)。(綾野)剛君と(星野)源さんがいて、米津玄師が主題歌を歌うという、そんな面白い座組に呼んでいただけるなんて光栄で。『ぜひ!』と最初は、めちゃくちゃ軽い気持ちで出させていただいたんですが、蓋を開けてみたら……。

でも、先輩方との共演は、すごくしびれましたね。剛君はもともとたくさんお世話になっている方でしたけど、源さんに関してはプライベートで1回お会いしたことがあるくらいの、近いようで遠い距離感の方だったんです。初めて近くで体験した源さんのお芝居は、とてつもないパワーがあって──これまでにあんまり見たことのないタイプのお芝居をする人でした。なんて言えばいいのかな……俳優って、基本的に傲慢なんですよ。それぞれがマイペースにやることによって作品が面白くなっていくという部分があるんです。

でも源さんはすごく柔軟で、人のことをちゃんと見ているし聞いているし、こちらに合わせてくださっている感じもあって。なのに蓋を開けて映像で見たら、誰よりも傲慢でマイペースに見える。そういう不思議な芝居をされる方は初めてでした。普段あんなに優しくて柔らかいイメージがあるのに、役に入るととても熱い、マグマのような怖さを感じる。パーツのイメージというか、めちゃめちゃ目が怖い。ヤケドしそうな感じが出ていて、対峙していてとても楽しかったです」

(ライター 松木智恵、日経エンタテインメント! 平島綾子)

『虹』(『STAND BY ME ドラえもん 2』主題歌)
 ドラえもんのタイムマシンに乗っておばあちゃんに会いに行ったのび太は、ひょんなことから未来ののび太がしずかちゃんとの結婚式に来ていないことを知り……。公開中の映画『STAN BY ME ドラえもん 2』の主題歌『虹』は、家族に寄り添う新たなウェディングソングに。『さよならエレジー』でタッグを組んだ石崎ひゅーいが作詞・作曲。初回生産限定盤(CD+DVD)1700円、通常盤(CD)1000円/ソニー・ミュージック(価格は全て税別)。
映画『STAN BY ME ドラえもん 2』公開中/東宝配給

[日経エンタテインメント! 2020年12月号の記事を再構成]

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