ストレスなしでお金がたまる プロがすすめる22の習慣

2020/12/25
お金をしっかりためるにはルーティンが大切(写真はイメージ=PIXTA)
お金をしっかりためるにはルーティンが大切(写真はイメージ=PIXTA)
日経ウーマン

お金を安定してため、幸せな未来を手に入れる習慣を身に付けたいなら、順序が大切。 ムダな努力をせず、しっかり効果を出すために、着手すべき順序「ルーティン」をお金のプロが解説します。

身に付けたいお金の習慣を整理しよう

限られたお金を幸せに使い、かつ着実にためていくには、どんなルーティンを身に付けるべきか。

通常なら家計簿をつける、無理のない範囲で節約をする、固定費を見直す、知識を増やす……という答えを想定するところだが、ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔さんは「まず、同じ結果なら少しでもラクにできるルーティンを探すこと」と語る。

「例えば、お金の流れを把握する目的なら、家計簿は手書きよりアプリを使ったほうが断然効率がいい。大変なことやつらいことは続かず、むしろ逆効果。自分がラクに続けられ、結果を出せることを身に付けるのが近道です」

ファイナンシャルプランナーの坂本綾子さんも、ラクするルーティンから入ることに賛成だ。「余裕がない生活では、場当たり的な出費になり、お金の使い方がいつまでも成長しない」と指摘する。「ルーティンには2種類あり、ひとつは家計を記録したり、積立貯蓄をしたりという、家計管理の基本をそつなく実践するためのルーティン。そしてもうひとつは、よりよい将来に向けてどうすればいいかを考えるルーティンです。お金の上級者になるには、自分にゆとりをつくり、後者のルーティンにたどり着くことが大事なんです」

それぞれのステップで、具体的にどんなルーティンを取り入れればより効率が良いか、山崎さんと坂本さんが指南。早速トライしてみて。

<まずはココから>「今の暮らしがラクになるルーティン」を身に付けよう

キーワードは「時短」「自動化」「考えない」

まず身に付けるべきは「省ける手間は省く」ルーティン。「お金に根性論はいりません。必要な作業ほど、効率良くこなすのが継続の近道。ため方ややりくり、家事も含め、積極的に“ラク”と“トク”を目指して」(山崎さん)。 面倒に感じる部分ほど改善の余地あり。そこから着手しよう。

○家計簿の自動化
○即座にレシート処理
○料理キットを利用

<目指したいゴール>「将来のお金が豊かになるルーティン」を身に付けよう

時間が生まれる、余裕ができる
やりくりや家事の手間を省き、日常を“ラク”にすることで、時間の余裕が生まれ、心にも行動にもゆとりができる。お金のことを落ち着いて考える環境が整ってから、今のお金の使い方を見直して、より磨きをかけるステップへ進もう。

キーワードは「チェックする」「調べる」「振り返る」

ゆとりを確保できたら身に付けたいのが、よりよいお金の使い方、ため方に更新していくルーティン。具体的には「見る」ことを意識しよう。「持っている資産やお金の使い方、今後のキャリアなどを俯瞰(ふかん)し、どうすればより充実するかを考えることが、自信ある一歩に」(坂本さん)。

○年間の支出をチェック
○無料のATM利用方法を整理
○楽しいお金の使い方を考える

<STEP1>今の暮らしがラクになるルーティンは「時短」「自動化」「考えない」で

【ルーティン01 自動化】
口座から引き落として自然に貯蓄グセをつける

強制的に積み立てできる金融商品や制度を活用すれば、意思が弱くても、簡単に先取りが習慣になる。「ただし、いきなり多くの金額を積み立てると、貯蓄が負担になり家計を圧迫。ためグセがない人は、まずは金額を途中で調整しやすい銀行の積立定期預金で、無理のないペースをつかむこと」(坂本さん)。

ためられる金融商品・制度

○積立定期預金
期間や毎月ためる金額を自由に決められ、ボーナス時の上乗せもできる。給与振込銀行で、給与振り込みの直後に積立日を設定するのがおすすめ。
<申込先>銀行

○つみたてNISA(少額投資非課税制度)
毎月、投資信託(ETF含む)を積み立てで購入。20年に渡り非課税で運用できる制度。年間40万円まで積み立てでき、売却も自由。
<申込先>銀行、証券会社など取り扱い金融機関

○iDeCo(個人型確定拠出年金)
老後資産の形成を目的とした積み立て制度。60歳以降でないと引き出せないが、掛け金は全額所得控除になり、節税に。運用益も非課税。
<申込先>銀行、証券会社など取り扱い金融機関
【ルーティン02 考えない】
ポイントはこまめに使うクセづけをする

ポイントはそもそもオマケ。使い道に悩み、あれこれ検索して時間をかけるぐらいなら、次の買い物でさっさと使おう。「ポイントは使わなければ得になりません。その都度使い切るようにすれば、手元のキャッシュを確実に残せ、有効期限切れも防げるのでムダなし」(坂本さん)。ポイント管理の手間も省ける。

【ルーティン03 自動化】
給与天引きで「たまる仕組み」を自動化

会社が給与を振り込む前に貯蓄分を引いてくれる「天引き型」なら、完全にノータッチでたまる仕組みを確立できる。制度によっては、一般の金融機関よりお得にためられる。下ろしにくいので無理は禁物だが、長期でためたい貯蓄に向く。「勤務先に貯蓄制度があるなら、まず検討したい選択肢」(坂本さん)。

ためられる金融商品・制度

○財形貯蓄
「一般」「年金」「住宅」の3種類があり、年金と住宅は一定額まで非課税。勤務先と提携する金融機関の商品から選ぶが、預金が一般的。
<申込先>勤務先

○社内預金
会社の福利厚生の一環で、社員の給与の一部を会社が管理する仕組み。利率は、基本的に一般的な普通預金より高く設定され、お得。
<申込先>勤務先

○企業型確定拠出年金
企業が拠出する掛け金に、従業員が上乗せして積み立てられる場合がある(マッチング拠出)。上乗せ分の掛け金は全額、所得から控除される。
<申込先>勤務先