超広角カメラが昨今のスマホのカメラのトレンドだ。うまく使うには「大胆」かつ「目いっぱい」を心がけよう。画面からはみ出すくらいに被写体に寄り、思い切って対象物を切り取るのだ。それによって目を引く写真になるはずだ。センスの見せどころである
iPhoneのポートレートモードはこういう被写体が苦手だった。従来の機種は細いストローなどを撮ると宙に溶けて消えてしまったが、iPhone 12 Pro Maxは高性能な「LiDARセンサー」を搭載して被写体との距離を正確に測れるようになったので安定した切り抜きができるようになった。シーンによっては「相変わらず」のときもあるが、そのときは構図を少し変えてやると改善する可能性がある
広角カメラは描写がよくなった。センサー大型化の恩恵である。肉の質感や背景のボケ感が向上している。色味はやや派手めで露出も少し明るめだ。好みに応じて露出補正をするとよいだろう
ノラネコをポートレートモードで撮影。ちょこまかと動くネコをテンポ良く背景をぼかして撮影できた。これは新採用のチップ「A14 Bionic」のおかげだ。オートフォーカスもきちんと追従し誰でもカンタンに美しい写真を撮れるようになっている。iPhone 12 Pro Maxは重たくて大きいが、スマホのカメラに画質を求めるのであれば、手に入れるべき機種として推薦したい
三井公一
 iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影している。2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。http://sasurau.com/
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