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リモート手土産はこれを! 人気の高級ホテルスイーツ

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NIKKEI STYLE

GoToトラベル事業が、年末年始に全国一斉で一時停止となることが決まった。帰省を控える人も多くなるなど、少し寂しい年末年始となりそうだ。そうした中で活用したいのが「リモート手土産」。親類縁者や友だちなどに直接は会えなくても、これぞという一品を送れば、相手にも普段以上に喜んでもらえるだろう。また、旅行を控える分、少し豪華な「自分への手土産」を求めてみるのも、よい気分転換となりそうだ。そこで、今回注目したのが高級ホテルのスイーツ。ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜、パレスホテル東京、帝国ホテルが今年発売した話題の品々を紹介する。

海外旅行の手土産として最もよく知られているお菓子は、おそらくハワイのマカダミアナッツチョコレートだろう。現地を訪れることがままならぬ中、このお菓子の中でも特上の一品が横浜で買えるようになった。今年9月、横浜市みなとみらい地区に開業したザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜内のブティック「THE KAHALA COLLECTION(ザ・カハラ・コレクション)」で販売するマカダミアナッツチョコレートがそれ。

同ホテルは、半世紀以上の歴史を持つハワイの高級ホテル、ザ・カハラ・ホテル&リゾートのグローバル展開第1弾となる施設。くだんのチョコレートはハワイのホテルで販売する人気商品のレシピそのままに、日本で製造されたものだ。1枚にマカダミアナッツがごろごろと10数個並ぶ迫力! 普通は少しずつ割って食べるものであるようなのだが、せっかくだからとずっしり重いチョコレートにかぶりつけば、この上ないぜいたく感が味わえる。ただし当然、1度には食べ切れないボリュームである。

通常は、ミルク、ダーク、ホワイト、ブロンドチョコレート(ブロンドは香ばしい風味を感じさせるチョコレート)の4種で展開しているが、12月25日までの限定で、ホワイトの代わりにストロベリーが登場。ストロベリーチョコレートとフリーズドライのイチゴを用いたもので、ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜のオリジナル商品だ。爽やかな果物の香りと酸味にくるまれたマカダミアナッツは後を引き、まるまる1枚食べてしまいそうになる。

同ホテルのマカダミアナッツチョコレートは開業以来非常な人気を呼び、ブティック開店前の早朝より行列する客が出て、すぐに売り切れる状況が続いたため販売方法を変更。宿泊客が優先的に購入できるようにし、増産体制を整え1人1個限定で毎日13時から一般に向けた販売を開始することになった。「現在は、販売開始時間にお越しいただければ、だいたい購入できる」(ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜PR支配人・松野真理子さん)そうだ。

一方、「マカダミアナッツチョコレート以外にも、ハワイらしさを感じられるものが欲しい」という客の声に応え、12月1日からは新しく「マカダミアナッツ&ココナッツクッキー」の販売も開始した。こちらも、ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜のオリジナル商品だ。

「上質なバターをふんだんに使ったサクサクとした食感が特徴のクッキー。こだわりのマカダミアナッツやココナツの絶妙な食感を楽しんでいただきたい」と松野さん。マカダミアナッツのクッキーは、ハワイの人気土産物の一つ。ぎっしりとクッキーが詰まった箱を開ければ、ひととき旅行気分に浸れそうだ。

さて、「リモート手土産」としては、ネットで購入できるお菓子が最も手軽に送りやすい。そうした中で、注目したいのは東京・丸の内のパレスホテル東京が今年6月20日に発売した「プティフールセック缶」(プティフールセックとは、クッキーやメレンゲなどの小さな焼き菓子のこと)だ。同ホテルでは、コロナウイルスの影響からオンラインショップの販売が大きく伸びている。ホテル内のショップでも販売するが、このクッキー缶もオンラインで求める客が多く、当初、年間で1200缶ほどの販売を予想していたところ、なんと現在月2000~2600缶を売るヒット商品となった。

淡い緑色のレトロな雰囲気のクッキー缶には、手の込んだ11種もの焼き菓子が入っている。ホワイトチョコレートを挟み込んだほろ苦い抹茶クッキー、やわらかな酸味でサクッとした食感のストロベリー風味のサブレ、塩キャラメルをコーティングしたサブレに、口に含めばすっと溶ける和三盆を用いた大ぶりのポルボロン(スペイン生まれの焼き菓子)などと、実にバラエティーに富んだ内容。缶の蓋を開けたときに目に飛び込む華やかさで、食べる前から心が浮き立つような一品だ。

このクッキー缶は、「パレスホテル東京が提供を目指す『最上質の日本』をお菓子で表現すべく、日本酒、ゴマ、抹茶、和三盆など和の素材を使用し、半年かけ考案しました」と同ホテルのペストリーシェフ、窪田修己さん。飽きがこないようそれぞれの生地を変え、色合い、食感、風味を楽しんでもらえるように考えたという。中には、酒かすを生地に練り込み、ふわっと日本酒の香りが立ち上る軟らかな口当たりのサブレも。

各菓子の試作を重ねる中で、特に苦労したのはジャンドゥージャ(ナッツ風味のチョコレート)のクッキーだそう。これは、アーモンドクリームにアーモンドパウダーを練り込んだラングドシャ生地(薄いクッキー生地)でジャンドゥージャクリームを包み、さらにチョコレートでコーティングしたもの。上にはアーモンドがたっぷりトッピングされ、1つのクッキーの中に、ナッツの香ばしさや滑らかなクリームの味わい、サクッとした生地の食感が込められた濃厚な味わいの一品だ。

「このお菓子はチョコレートで外側をコーティングしているため、手で持った際にチョコレートが溶けやすくなってしまいます。そのため、チョコレートの種類を変えるなど、改良を重ねて、手に付きにくく夏期でも溶けにくい加工となるよう、試作を繰り返しました」(窪田さん)という。

「プティフールセック缶」に入るお菓子の中には、単品で販売しているものもあるが、窪田さんが熟考した組み合わせは絶妙で、異なる食感、味わいのものをあれこれつまみたくなり、一つ食べただけでは止まらない。ちなみにこのクッキー缶にはアイシングでメッセージを入れたバタークッキーを入れることもできる。直接伝えられない一言を添えれば、心温まる「リモート手土産」となるだろう。

なお、パレスホテル東京では「プティフールセック缶」の人気を受け、11月1日、同スタイルのクッキー缶に入ったココナツと、シナモンとジンジャーを合わせたサブレを発売した。それぞれの缶には薄いサブレがぎっしり詰まっており、そのインパクトが客に好評。控えめな甘さの「ココナッツサブレ」は、ついたくさん食べてしまうという客の声も聞こえてくるそうだ。他方、「シナモン&ジンジャーサブレ」はスパイスが効いていて、ワインなど酒に合わせて楽しむ客も多いとか。「この時期は、ホットワインに合わせていただくのもお勧めです」(パレスホテルブランド戦略室マーケティング課コミュニケーションズ マネジャー・塩原沙織さん)という。

最後にご紹介するのは、今年8月東京駅にオープンした駅ナカ商業施設「グランスタ東京」内の店。グルメ御用達店として定評のある、帝国ホテル 東京のホテルショップ「ガルガンチュワ」がホテル外に初めて出店した姉妹店「プティ ガルガンチュワ」の品々だ。ガルガンチュワは「ホテルの味を家庭で」をコンセプトに、1971年にオープンして以来愛されてきたが、新店は同ホテルの味を引き継ぎながら、オリジナル商品を展開する。

さまざまなラインアップのうち、特に人気を呼んでいるのはガルガンチュワでは買えない「プティ ガルガンチュワ クッキー グルマン」。甘いクッキーと塩味のものを組み合わせた個性的な内容のクッキーの詰め合わせで、「紅茶」「ごま黒糖」「パルミジャーノ・レッジャーノ」「トマト」味という4種のクッキーが入っている。それぞれ素材の味が濃く、引き立つよう考えたという。

こうした味の組み合わせの商品は珍しいため、リピーターも目立つそう。野菜の風味が際立つトマトやイタリア産チーズを用いたパルミジャーノ・レッジャーノのクッキーは、酒と合わせるのもいい。このクッキーは、駅ナカ商品の予約や購入ができるJR東日本のサイト「ネットでエキナカ」でも買うことができ、配送も可能だ。

やはり人気が高く、ガルガンチュワの味を手軽なミニサイズで味わえる「プティ ブルーベリーパイ」「プティ アップルパイ」は自分へのご褒美手土産にしたい。いずれも毎日午前10時に焼き上がるが、日によっては焼き上がり前からこれを待つ客もいるという。気軽に帰省ができるようになった折には、ぜひ持ち帰りたい一品だろう。

「プティ ガルガンチュワ」の商品ラインアップはお菓子が中心だが、酒のお供にぴったりの商品もある。「合鴨とコンテチーズのクグロフ」で、やはりこの店でしか買えない商品だ。

帝国ホテル 東京料理長・杉本雄さんの監修によるもので、アイガモの生ハムと12カ月熟成させたコンテチーズ(フランスのハードタイプのチーズの一種)を合わせたクグロフ型ブリオッシュ(フランスの菓子パンの一種)。クグロフは、フランスのアルザス地方やオーストリアなどでクリスマスの時期に欠かせない甘い伝統菓子だが、こちらはケーク・サレ(塩味のケーキ)として仕上げられている。ほどよい塩味がワインにぴったりで、左党のクリスマスを盛り上げてくれるご褒美ケーキになりそう。

いつもと異なる年末年始だからこそ、一味違った「手土産」を楽しみたい。

(ライター メレンダ千春)

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