人気の“軍モノ”フリース 無骨さ抑えた「コヨーテ」が高評価

「フリースに限らず、ここ数年はミリタリーウエアが人気です。高い機能性と、派手すぎない配色がその理由ではないでしょうか」

そう語るのは「HUNKY DORY(ハンキードリー)大阪店」の塚本康博氏だ。アメリカで陸軍や海軍への納入実績もあるROTHCO(ロスコ)の一着を紹介してくれた。

1953年にニューヨークで創業したミリタリーウエアブランドの一着。「ECWCS(エクワックス)」という軍用の被服システムに対応している。実際の寒冷地ではこちらの「Level 3」のほか、肌着の「Level 1」、防風性を備えた「Level 4」などを重ね着して温度調節を行う。ROTHCO / GEN III / LEVEL 3 ECWCS FLEECE JACKET 9790円(税込み)

「もともと寒冷地でのミッドレイヤー用に作られた一着です。保温性と通気性に優れていて、脇下には伸縮性のある素材が使われているので着心地も快適です。また、首や肩はナイロン素材で補強されているので擦れに強く、上に何か着るときにも袖に手を通しやすいのでストレスがありません」

淡い緑色の「フォリッジグリーン」や明るめの茶色の「コヨーテ」、ソリッドな「ブラック」の3色があるが、どれがおすすめなのだろうか。

同色で切り替えたシンプルなカラーリング

「店頭ではコヨーテが人気です。一目でミリタリーウェアと分かりにくく、他のアイテムとも合わせやすい。また、他の色と比べて数が少ないという希少性も理由だと思います」

「コヨーテ」を着用した塚本氏のコーディネート。他のアイテムをモノトーンでまとめたシックな着こなしだ

Gジャンから着想した変わり種 デニムパンツと相性抜群

東京都目黒区の東急電鉄中目黒駅近くにある「Coper(コペル)」オーナーの張ケ谷鉄平氏にも話を聞いた。紹介してくれたのは、KICS DOCUMENT(キクスドキュメント)のブルゾンだ。

高いテーラリングの技術をベースに、生地や縫製にこだわった服を手がける国内ブランドの一着。襟の形状や大き目に設定されたフロントポケットなど、ヴィンテージウェアを意識したディテールが見られる。身幅が広く適度にリラックスの感あるシルエットも特徴。KICS DOCUMENT / BOA SHORT BLOUSON 4万2900円(税込)

「フリースのジャケットというと、一般的にはスタンドカラーのものを想像しがちですが、近年では様々なデザインがリリースされています。こちらのブルゾンもそのいい例ですね。Gジャンをベースにしたデザインで、大人らしく着られます。色味も鮮やかなブルーで、インナーに着た際にいいアクセントになると思います」

店頭ではデザインだけでなく、着心地や着まわしのしやすさに魅力を感じる人も多いという。

「裏地がなく、無駄な装飾も省かれているので、指一本で持てるほど軽いです。また、丈が短めに設定されているので、インナーに着た際にバランスが取りやすいのもポイントです。椅子に座っても裾が邪魔になりません。職場で羽織るためにと購入される方もいらっしゃいますね」

フリースには珍しい色味だが、どんなアイテムと相性がいいのだろうか。

毛足の長いボアフリース生地を採用。他にオレンジもある

「デニムパンツがおすすめですね。若い方ならブーツカット、大人の方ならリーバイス501などのストレートのシルエットがいいと思います。色の濃淡や色落ちの具合に関係なく合わせられます。寒い日はオーバーサイズのベージュのトレンチコートを羽織るとバランスよくまとまりますよ」

文:FACY編集部 山梨幸輝(https://facy.jp/)


SUITS OF THE YEAR 2021

アフターコロナを見据え、チャレンジ精神に富んだ7人を表彰。情熱と創意工夫、明るく前向きに物事に取り組む姿勢が、スーツスタイルを一層引き立てる。

>> 詳細はこちら

SUITS OF THE YEAR 2021
Watch Special 2021
SPIRE
SUITS OF THE YEAR 2021
Watch Special 2021
Instagram