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こだわり野菜やジビエも 産直お取り寄せグルメ3選

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NIKKEI STYLE

旅先で採れたての野菜と出会い「こんなに味が濃かったんだ」と驚くことがしばしある。とはいえ、コロナ禍で生産地に足を伸ばすのは難しい。一方、卸先だった飲食店の経営悪化などで生産者側にもシワ寄せが及んでいる。そこで今、生産者と消費者を結びつける産直お取り寄せに注目が集まる。ひと味違うこだわりの産直の食材を取り寄せ、楽しむと食卓はいつもと違ったものになる。

客の金額リクエストなどに応じて、農家が厳選した旬の野菜や果物を送ってくれる産直お取り寄せサービスサイト「ゴヒイキ」。ユニークなのは、購入金額や無農薬がいいなどリクエストするだけで、対応可能な農家をマッチングしてくれ、取引できる方式を採用していること。もちろん、提携農家リストの中から自分が農家を指名し注文することもできる。

2020年11月時点では全国703農家が登録、コロナ禍でユーザー登録数も右肩上がりで現在、2万人以上に上るという。

たとえば、「無農薬」など自分の希望やこだわりを入れて検索すると、それに対応した農家がネット上にずらりと登場。その農家の自己PRや野菜や果物、米など取り扱い品目や朝採れの有無、受賞歴やユーザー評価などの情報もゲットできる。取引する農家側と発送内容や配送希望日なども細かくやりとりできるので旬の食材を必要な時に利用できるわけだ。

実際に試すと、農家側とのやりとりが結構楽しい。収穫や発送の様子を教えてくれたり、野菜の保存方法も教えてくれたり。訪ねたこともない農園なのに、自然と親近感がわいてくる。産直のおいしさに触れると、どんなところで作られているのか、など一層興味が募る。中には野菜づくりなど農業体験ができる農家もあり、コロナ禍が終息した暁には行ってみたい気分にもなってくる。

ゴヒイキを運営するのはWEBマーケティング会社「Heart Full」(東京・千代田)で、社長の樋勝毅さんは父親の家庭菜園で採れたプチトマトのおいしさに感動した経験の持ち主。一方で、田舎に戻り農業を始めた友人が十分な収入を得られていないことを知り、何とかしたいと考えたのがきっかけでサイトを立ち上げた。ネットを通じて野菜のおいしさを伝え、日本の農家の地位が上がって元気になればと意気込みを見せる。

産直お取り寄せは、生産者のこだわりに触れられるのも魅力の一つだろう。東京・青梅市で安心できる野菜の栽培にこだわる「Ome Farm」は、農薬や化学肥料を一切使わず、堆肥作りなど土からこだわり、ルッコラやケールなどの西洋野菜や、江戸東京野菜と呼ばれる伝統野菜づくりに取り組む。

葉物を中心にさまざまな野菜が箱いっぱいに詰められて届く。たとえばルッコラには花芽も入り、まさに畑がそのまま家に届いた感じだ。わずかに土が残る葉物野菜は、シンプルにオリーブオイルで炒めるとしゃきっとした歯触りで、これが本来の野菜が持つおいしさなのだときっと実感するはずだ。

「Ome Farm」代表の太田太さんはアパレル業界から農業に転身したキャリアの持ち主で、安心安全でおいしい野菜や受粉のために飼い始めた蜜蜂で養蜂も営む。有機野菜やハーブの花が蜜源の非加熱のハチミツも、なんともいえない自然な味わいで、おいしい。発注できるセットの金額などは季節で変るが、2020年12月はおこもり便&年末年始便のセットで4,000円(送料・代引き手数料・税込)も。

「Ome Farm」は、こだわりの野菜とお酒が楽しめる「Ome Farm Kitchen」を東京・浅草橋で営む。水を加えず作る「無水カレー」にはタマネギ、小松菜、ケール、ワサビ菜、ズッキーニやジャガイモとたっぷりの野菜のうま味にあふれる。都心で産直野菜の味を試すことができる場にもなっている。

鹿や猪(イノシシ)など天然の野生鳥獣の食肉ジビエは、独特な野性味のある味わいのグルメだ。とかくレストランで食べるものというイメージだが、それをミシュラン星付き店のシェフがお取り寄せ商品に仕立てオンラインで販売するのが「アグレボヘルスフーズ スターシェフライン」だ。

調理・開発担当はミシュランの1つ星を4年連続獲得し、ジビエ料理に定評のあるフランス料理レストラン「ラチュレ」(東京・表参道)の室田拓人オーナーシェフ。ラチュレは、フードロスの削減や森林活性化、絶滅危惧種の保護などに積極的に取り組み、ミシュランが評価する「グリーンスター」にも選ばれている。

お取り寄せできるのは猪肉と鹿肉を用いたハンバーグとギョーザ。「猪と南仏野菜のトマト煮込みハンバーグ」はフレッシュハーブとトマトが力強い猪の肉の味を引き立てている。ハンバーグは、レトルトになっていて温めるだけ。サイドに彩り野菜を添えればりっぱなグルメの一皿だ。

鹿や猪などは耕作地を荒らす有害鳥獣として捕獲された後、大半が廃棄されており、食品ロスともなっている。狩猟免許も持つ室田シェフは、食肉として活用されれば、食品ロス問題にも貢献できるという思いもあったという。そこで九州を拠点に、有機野菜やジビエ肉など原材料は調味料まですべて無添加でのオリジナル商品開発に取り組むアグレボヘルスフーズ(大分県由布市)とタッグを組んだ。ジビエ肉の仕入れと製造には全国のジビエ利用モデル地区に選ばれている大分の「椿説屋」(由布市)が入っている。

高タンパクで低カロリーと栄養面でもジビエは注目の素材の一つ。九州の自然の中で育った動物たちの命をおいしくいただける商品だ。

小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスに。東京と米国・ポートランドのデュアルライフを送りながら、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。

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