森永「小枝」 変幻自在の新風味、変わらぬロゴの理由森永製菓 村瀬光隆・菓子マーケティング部長(下)

「人気の柱はイチゴ系」と森永製菓の村瀬光隆・菓子マーケティング部長は説明する
「人気の柱はイチゴ系」と森永製菓の村瀬光隆・菓子マーケティング部長は説明する

1971年の発売から、来年で50周年を迎える森永製菓のチョコレート菓子「小枝」。チョコの中にパフとナッツ(アーモンド粒)を入れてサクサクとした食感が楽しめるようにしたうえ、小枝のように見える斬新さでロングセラー商品となった。商品設計の面で優れていただけでなく、その時々で人気のフレーバー(味や香り)を取り入れたり、他業種とのコラボレーションも進めたりして、ファンを飽きさせない試みを重ねてきたのも、長寿商品の理由だ。

<<(上)森永「小枝」発売から50年 エコ意識を刺激、時代開く

森永製菓は11月17日、期間限定商品として「小枝<贅沢苺(ぜいたくイチゴ)>」を発売した。チョコの中に入れ込んだのは、小麦パフやビスケット、そして昨年よりもイチゴパウダーを30%増量して、リッチ感を高めたという。

「やはりイチゴ系が不動の人気ですね。『小枝』ではいろいろなフレーバーを展開してきましたが、主要顧客である女性が好きなこともあって、イチゴ味は『鉄板』です」

そう語るのは森永製菓マーケティング本部の村瀬光隆・菓子マーケティング部長。2019年の「濃い苺」のほかにも、「あまおう苺味」「早摘み苺味」などのフレーバー商品を投入し、ほぼ毎年のようにイチゴ系フレーバーを商品化している。

イチゴ以外のフレーバーも実に豊富だ。同社の「小枝」の商品紹介ウェブサイトを見ると、19年から今年にかけて発売した新商品だけでも、「メープル味」「安納芋」「塩キャラメル」「抹茶ラテ」「タルトタタン」「パイシュークリーム味」など、様々なフレーバー商品がずらりと並んでいる。

次のページ
確固たるブランドが可能にした多様なフレーバー展開
ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら