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相手を不愉快にさせる言葉の使い方を豊富な実例とともに示した

相手を不愉快にさせる言葉の使い方を豊富な実例とともに示した

この人の話し方、どこかイラつくんだよな――。オフィスの会話、店員の応対、あるいはテレビに映る芸能人のおしゃべりを聞いて心がざわついた経験は誰にでもあるだろう。今回紹介する『イラッとさせない話し方』は、人気アナウンサーがまとめた話し方・伝え方の指南書だ。豊富な実例と心理学に裏付けられた解説を通して、人間関係を良好に保つためのコミュニケーション術を身に付けていただきたい。

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梶原しげる氏

梶原しげる氏

著者の梶原しげる氏は1950年神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、文化放送にアナウンサーとして入社。1992年からフリーとして、テレビ、ラジオの司会を中心に活躍しています。その一方、49歳で東京成徳大学大学院心理学研究科に入学し、51歳で心理学修士号を取得しました。シニア産業カウンセラー、日本カウンセリング学会認定カウンセラーの資格を持ち、カウンセラーとしても活動しています。東京成徳大学客員教授、日本語検定審議委員。主な著書に『口のきき方』(新潮新書)『おとなの雑談力』(PHP文庫)があります。

本書は「NIKKEI STYLE」の連載「梶原しげるの『しゃべりテク』」を再編集したものです。

言葉の使い方は常に変化する

どんな言葉を聞くとイラッとするか、どんな話し方に接するとムカつくか、は人それぞれです。このことを踏まえた上で、著者は相手に不快感をもたらす言葉遣いや話し方について、世代差、立場の違い、シチュエーション、使う媒体などを考慮しながらきめ細かく分析していきます。実例として取り上げられる場面はどれも「あるある」とうなづくものばかり。ページをめくるごとにひざを打ったり、ニヤニヤしながら面白く読めます。

言葉の使い方は、常に変化しています。変化につていけない、あるいは理解できない場合に、聞く側に違和感が生じることが多いようです。これが、イラッとする原因にのひとつです。典型例として「大丈夫」という言葉について分析してみましょう。

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