柄入りニットストールは「着る」感覚で自在に操って

目を引く柄が施されたストールは、服のように「着る」という使い方が新鮮です。襟や袖がないおかげで、ジャケットやカーディガンよりも自在に着こなせるのも魅力といえるでしょう。
クラシックな柄が編み込まれたニットストールをくるっと1回だけ巻いて、両肩に乗せるように迎えました。「巻く」と「着る」の合わせ技のような使い方です。まるでボレロを着ているようなアレンジ技は上質ニットストールならでは。柄ニットトップスに重ねた「ニット・オン・ニット」のコーデは、冬のほっこりした雰囲気を高めてくれます。

ボリュームに余裕のあるストールは、首に巻いたうえで、肩に重ねられます。身頃にしっかりかぶせれば、ケープのような着映えに様変わり。シンプルな服にも、レディームードをもたらせるコーデ技です。
ウォーターカラーのニットカーディガンの上から、柄物のストールを一巻きしてから両肩に乗せました。肩からひじにかけてボリュームを出したおかげで、ケープのようにも見え、腕の細感を引き出すことに成功しています。ストールの柄が生きて、装いに華やぎがプラス。ストールとカーディガンのブルーがきれいに響き合いました。帽子にもワイドパンツにも黒を使って、シックに仕上げています。
長く愛せるストールで冬コーデをタイムレスに
1797年創業の「ジョンストンズ オブ エルガン」はカシミヤと高級ウールのエキスパート。上質なストールを生み出せる理由は、原毛から完成品まで仕上げる、自社工場での一貫生産を続けているから。ロンドン・ファッションウイークで発表された2020-21年秋冬コレクションでは現代的な色彩と伝統な柄を掛け合わせ、流行に左右されない「タイムレス」な装いを提案しました。
「防寒小物」という役割にとどめないで、ストールを「服」としても位置づければ、着こなしのバリエーションが格段に広がります。冬の装いにおいて、脇役のように見えて、実は主役級に目立つアイテムでもあります。この冬は上質ストールのアレンジ術を取り入れて、多彩でポジティブなスタイリングを楽しんでみませんか。
ジョンストンズ オブ エルガン
https://johnstons.jp/
