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ファーストサマーウイカ 深夜ラジオ、下ネタは知的に

僕たちのラジオデイズ(4)

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NIKKEI STYLE

日経エンタテインメント!

コテコテの関西弁から繰り出す切れ味鋭いコメントで、"次世代バラエティクイーン"の呼び声高い、ファーストサマーウイカ。今年4月の番組改編で、『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)のパーソナリティーに抜てき。毎週月曜深夜3時からの生放送ということもあり、大胆不敵な発言、放送コードギリギリの下ネタ、前例のない攻めた企画などが話題を集めている。実は、昨年11月に単発回で『オールナイトニッポン0(ZERO)』に出演。そこで爪痕を残せたことがレギュラー化につながったそうだ。

<<「漫才コンビのナイツ ラジオ生放送、週15時間半の秘訣」

下ネタは知的にトーク!?

「改編を見据えた時期の単発はお試しというか、顔見せのテストだと思ったので、フルスロットルで行きましたね。聴いた人に『ヤバい』と思ってもらったり、その後のスタッフ会議で名前を出してもらえることを意識してやりました。なので、レギュラーの話が来た時は、テストが満点で返ってきたときみたいに、本当にうれしかったです。

実は、私が初めてラジオでレギュラーを取ったのは、18年からFMヨコハマでやっている『Tresen』(※)という番組です。アシスタントの方が欠席した時に、緊急代打で出演してかなりヒットが打てたんですよね(笑)。メインDJとの相性が良かったのか、ツイッターの評判も良くて。ただ打率やその爆発力って続くもんじゃないので、ちゃんと他の良さを出していかなきゃいけないというのは、その時に学びました。

(※)横浜エフエムで月~金曜の15時から放送中の音楽バラエティ。メインパーソナリティーは植松哲平。ファーストサマーウイカは木曜パーソナリティーを務める。

そこで『オールナイトニッポン0(ZERO)』では、自分の1番の武器である引き出しの多さを見せていければいいなと。そういう部分はテレビでもあまり出せていなかったので。例えば、私の活動の軸の1つはずっとやってきた音楽なので、番組で流れる楽曲は、すべて自分で選曲しているんです。スタート直後は、おじさんのリスナーの心をつかむことを意識し、80年代や90年代の懐メロをかけたりすることで、『俺らより1回りも2回りも下なのに、何でこんな曲を知ってんの?』みたいなメールをいただけて、『よし!』みたいな。

また下ネタを今、女性タレントでラジオで堂々としゃべっている人って珍しいのかなって。ただ一応女子なので、汚い感じにならないよう、知識的な要素も加えてインテリジェンスな下ネタに昇華することは心掛けています(笑)。その結果、『往年の鶴光さんを思い出す』とか、『逆に、たまにする真面目な話がめっちゃいい』みたいな反応があってうれしいですね」

番組の企画で意識するのは、"他の人がやっていないこと"だという。6月には、ラジオを題材にした人気アニメ『波よ聞いてくれ』と公式コラボした回を放送。8月には、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の「エンドレスエイト」という、ほぼ同じストーリーを8週にわたり放送した回をオマージュし、3週連続で同じ内容のトークを展開する実験的な取り組みも行った。

「もともとリスナーさんが、『波よ聞いてくれ』の主人公に私が似ていると言ってくれていたんです。しかも、うちの放送作家さんが原作のマンガの大ファンだったこともあり、公式コラボが実現しました。本物の台本までお借りして、ワンシーンを再現するゲリラ放送を行いました。

『涼宮ハルヒの憂鬱』はもともと好きな作品だったので、何か自分発案でできないかと思いついたのが、『エンドレスエイト』のオマージュ。3週連続でオープニングトークからフリートーク、かける楽曲まで同じようにやった人って、多分ラジオ史上いないんじゃないんですか? ただトーク内容はほぼ一緒でも、その日届いたメールとリンクさせたり、流す曲は一緒でも歌っている人を変えたりと、文字起こしをしたらすごく高度なことをやってるのが分かると思います(笑)。どこで何を言ったかを全部覚えておきながら、そのままの再放送にはならないよう微妙な違いを出したりして。やり終えた直後は、『よく3週やりきった』とスタッフさんたちと労い合いました。もう2度とやらないと思います。最初で最後のループです(笑)」

城を構築し続ける大変さ

インタビュー中も、『オールナイトニッポン0(ZERO)』について話し出すと止まらないほどの情熱を注ぎ込んでいる彼女。ただその一方で、ぬぐいきれない不安もあるという。

「テレビのバラエティに出始めるようになって約1年半くらいなんですけど、自分のなかで1番誇れる仕事や実績が、この『オールナイトニッポン0(ZERO)』なんです。すごい先輩方が歴史をつないできた番組ですから。それに冠番組という、いわば自分の城を持てた喜びが何より大きい。最近、ツイッターで、『伊集院光さんの番組の名物ハガキ職人が、ウイカさんのところにも出してる!』みたいなつぶやきも発見し、認められてきてるのかなと、うれしくなりました。

ただ、この城を構築し続けていく大変さも、すごく痛感していて……。来年も続けていられる保証なんて、どこにもないですから。だから長く続けるには、来週も聴きたいと思ってもらえるものを、毎回毎回一生懸命やるしかない。そうなると、リスナーから『なんだこれ!?』というリアクションがあるぐらいの、これまでやってきたような企画のほうが印象に残るし、誰かに話したくなると思うんです。

いつか『最高級のマンネリ』や『当たり前の殿堂』みたいな立ち位置にたどりつければ、安全運転の番組のほうがいいとは思うんですけどね。なので、『もしかしたら私だけ来週に改編が来るかも?」ぐらいの危機感を常に持って、毎週臨むようにしています(笑)」

「お笑い芸人のニューヨーク YouTubeラジオの先駆者」>>

『ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0(ZERO)』
 ほぼNGなしトークに加えて、コーナーも充実。"ファーストサマーウイカ"のような名前を様々な有名人に命名したものを募る「命名!ウイカネーム!」、リスナーが盗み聞きした「エロい発言」を送ってもらう「盗聴!!ファーストサマーウイカ」など、深夜テイストも抜群。(月曜27時~28時30分/ニッポン放送)
特集 僕たちのラジオデイズ
マイク1本、声だけでコミュニケーションするラジオは、タレントとリスナーの双方にとって親密度の高いメディアだ。再評価が進むラジオの魅力を、人気パーソナリティーたちに聞いた。

●草彅剛×香取慎吾(前編)「もしラジオがなければこの3年は…」
●草彅剛×香取慎吾(後編)「想像かき立てる見えないラジオの良さ」
●ナイツ(漫才コンビ)「ラジオ生放送、週15時間半の秘訣」
●ファーストサマーウィカ「深夜ラジオ、下ネタは知的に」
●ニューヨーク「YouTubeラジオの先駆者」
●山崎怜奈(乃木坂46)「ラジオの良さ、自分に似ている」
●空気階段「リスナーが親近感持つ理由は?」
●パパラピーズ「YouTuberがラジオで戸惑ったこと」
●工藤大輝(Da-iCE)

(ライター 中桐基善)

[日経エンタテインメント! 2020年12月号の記事を再構成]

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