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クリスマスやおせちもこれ1本 おすすめの万能ワイン

エンジョイ・ワイン(33)

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NIKKEI STYLE

コロナ禍の中で迎える今度の年末年始は、家でゆっくり過ごすという人も多いだろう。どうせなら、自宅でクリスマス料理やおせち料理を味わいながら、一緒においしいワインも楽しみたい。とはいえ洋のクリスマス料理はさておき、和のおせちに合うワインを探すのは、そう簡単ではない。そこで「これ1本あればクリスマスもお正月もOK」という便利なワインを今回は紹介しよう。

まずは、もともと幅広い料理に合うスパークリングワイン。例えば、フランス産のシャンパンはアペリティフ(食前酒)のイメージが強いが、コース料理の前菜からメーンの肉料理、デザートまで、シャンパン1本で通すというシャンパン好きは少なくない。

シャンパンと相性が良いとされる食材の1つに、キャビアがある。魚卵の生臭さは大抵のワインの風味を台無しにするが、その生臭さを泡のシュワシュワが消し、なおかつキャビアの塩気を優しく包み込んでくれるからだ。イクラや数の子などキャビアと同じ魚卵の料理が入ったおせちには、スパークリングワインがイチ押しだ。

スパークリングワインのシュワシュワには、脂っこい料理を食べた時に、口の中をさっぱりとさせてくれる働きもある。肉料理にも合うと言われるゆえんだ。

「キャビアにはシャンパンが合う」は、誰がいつごろ言い出したのかは不明だが、昔は、有名なスパークリングワインといえば、シャンパンぐらいしかなかった。今や、多くの国で様々なスパークリングワインが造られ、日本でも、スペイン産のカバやイタリア産のプロセッコなど、質のよいスパークリングワインを、シャンパンより手ごろな値段で手に入れられるようになった。

例えば、「レ・マンザーネ コネリアーノ ヴァルドビアッデーネ プロセッコ スペリオーレ ブリュット」(「WINE MARKET PARTY」http://www.partywine.com/で税抜き2280円)は高級プロセッコだが、値段はシャンパンよりずっと安い。桃やグレープフルーツのエレガントな香りが特徴で、口に含むと、しっかりとした酸と共にほのかに甘みも感じ、味わいのバランスがよい。

「辛口」から「甘口」まで味わいがバラエティーに富んでいるのも、スパークリングワインならではだ。やや甘みを感じるスパークリングワインなら、煮豆やきんとんなど、砂糖で味付けした料理の多いおせちと味わいの傾向が近いので、互いのおいしさが一層引き立つに違いない。

ただし、あまりにも甘口や、果実の香りが強いタイプは、料理とは合わせにくい。アペリティフとしてか、甘いケーキなどと一緒に楽しむのがよいだろう。

次におすすめしたいのは、ピンク色をしたロゼワイン。かつて「重厚感では赤に劣り、すっきり感では白にかなわない、風味も色も中途半端なワイン」と酷評されたこともあった。ところが、時代が変われば評価も変わる。今は「白のさわやかさと赤の重みを兼ね備えた、万能ワイン」という評価がもっぱら。実際、ロゼワイン人気は世界的に高まっており、フランスではロゼワインの消費量が白ワインを上回っている。

ただ、日本では、「期待したほど売れていない」(東京都内のワインショップ関係者)のが現状で、人気はこれからというところだ。色華やかなロゼワインは、クリスマスや正月の雰囲気とも合う。この年末年始は、ロゼワインの魅力を発見する機会にしてみてはどうだろう。

ロゼワインも他のワインと同様、産地や製法によって味わいが違う。一般に、色の濃いほうが、赤ワインの果実味や渋みが強めに出て、逆に、淡い色のロゼワインは、白ワインに近いすっきりとした味わいになる。赤白両方の特徴を兼ね備えたロゼワインは、野菜や魚料理とはもちろん、クリスマス料理の定番、ローストチキンや鶏の唐揚げ、洋風おせちに入っているチャーシューなど肉料理との相性もよい。

スペイン産の「トーレス ヴィーニャ・エスメラルダ ロゼ 2019」(「エノテカ・オンライン」https://www.enoteca.co.jp/で税抜き1600円)も、おすすめのロゼワインの1つ。非常に淡い色合いで、全体的にすっきりとした印象だが、果実味もしっかりと感じられるので、鶏肉や豚肉の料理にもぴったりだ。

ロゼのスパークリングワインなら、スパークリングの特徴も加わるので、さらに幅広い料理と合わせられる。

最後はオレンジワイン。白ワイン用の白ブドウを果皮ごと発酵させて造るワインで、果皮に含まれる色素が、発酵や熟成を経て透明なオレンジ色に変化するため、そう呼ばれている。色素と共に果皮に含まれる渋みなどの成分もワインに移るため、味わいが複雑で、ボディーに厚みを持ったワインに仕上がる。

オレンジワインが日本で注目され始めたのはここ数年だが、当初から、和食と合うのではと言われてきた。理由の1つが、オレンジワインの持つ渋み。赤ワインとは違う独特の渋みが、根菜類など野菜の心地よい苦みと程よく調和する。ゴボウやクワイの料理など、おせちの定番メニューと合わせるには、もってこいだ。

もう1つの理由は、うま味。ワインは通常、瓶詰めした後に品質が変化しないよう、事前に澱(おり)引きやろ過をして微生物や余分なタンパク質などを除去しているが、オレンジワインの中には、あえて澱引きやろ過をせずに瓶詰めしたものも多い。こうした手法は、ナチュラルワインの特徴だが、オレンジワインの生産者はナチュラルワイン志向が強く、自然と醸造方法も似通ってくる。

澱引きやろ過をしないワインは、ボトルの中に残った酵母や様々なタンパク質が分解されてアミノ酸が生成されるため、うま味を感じるワインとなる。このうま味が、和食のだしのうま味と絶妙なハーモニーを奏でるというわけだ。

ジョージア産の「ゴッツァ ツィツカ-ツォリコウリ 2017」(「銀座カーヴ・フジキ」https://www.ginzafujiki-wine.com/で税込み3190円)も、典型的なオレンジワイン。苦みやうま味に加え、ビワや燻(いぶ)したような香りが漂い、いかにも和食に合いそうだ。

年末年始は、店が休業したり配達が遅れたりすることもある。早めに何本か買い込み、自宅の冷蔵庫に入れておくとよいだろう。

(ライター 猪瀬聖)

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