大人の上品な重ね着コーデ サーマル生地で暖かく

――2組目はブルゾンを使った着こなしです。先ほどのコーディネートとは大きく印象が異なりますね。

「お子さんがいる男性の休日コーデを意識しました。ブルゾンはSTILL BY HAND(スティルバイハンド)のものです。適度にリラックス感のあるサイジングが魅力で、“おじさん”のようには見えにくいと思います」

アウター 3万円(スティルバイハンド)、トップス 1万6000円(ア ボンタージ)、デニムシャツ 1万2000円(マニュアル アルファベット)、パンツ 1万8000円(オーディナリーフィッツ)、シューズ 3万4000円(リプロダクション オブ ファウンド)

――機能性はどのような点に取り入れていますか?

「ブルゾンは2枚の生地を合わせたダブルクロスという素材を使っているほか、裏地も付いているので、適度な保温性があります。また、インナーにはサーマル生地のカットソーを選んでいます。もともとはインナーとして作られたアイテムですが、A VONTADE(ア ボンタージ)のものはニット感覚で着られる。生地自体も表面の凹凸に空気を含むため、しっかり暖かい。見た目以上に快適に過ごせると思います」

――おなじみのアイテムで自然と機能性を取り入れているのですね。カットソーの下にデニムシャツを選んだのは、どうしてですか。

「最近はカジュアルスタイルでシャツを取り入れている人が少ないので、あえて挑戦してみようと考えました。デニム生地のパンツと、素材感を統一する目的もあります」

表面の凹凸が空気を多く取り込み、保温力を高めるサーマル生地
足元は革靴を合わせた

――パンツは一見するとスラックスのようですね。デニム生地なのが意外でした。

「シルエットやディテールは上品ですが、スラックスとはまた違う表情があります。ちなみに、シューズにもボリュームのある2層構造のアウトソールが使われているので、革靴の中ではカジュアルな仕上がりです。どちらも“いかにも”ではないアイテムという点がポイントですね」

天然素材でも高機能 インナーにデニムジャケットも新鮮

――最後はコットン素材のジャケットとデニムジャケットを取り入れたコーディネートです。

「アウターはロウ引きのコットンキャンバス地で、はっ水性や防風性、保温性に優れています。天然素材を使っていても高機能の服があるという例ですね。また、デニムジャケットの中に着たカットソーも吸水速乾性が備わっているので、快適な着心地です」

アウター 4万4000円(ア ボンタージ)、トップス 2万8000円(オーディナリーフィッツ)、インナー 9800円(ソリア)、パンツ 1万7000円(スティル バイ ハンド)、シューズ 2万4000円(サブソル)

――デニムジャケットを選んだポイントは?

「着心地ですね。一般的にデニムジャケットは腕回りが細くて窮屈なことが多いのですが、オーディナリーフィッツのものはやや太めの作りです。また、袖のつけ方が工夫されていて、腕を上げやすい設計になっています」

――インナーにデニムジャケットという着こなしもユニークですね。

「今となっては珍しいですが、90年代から2000年代前半ごろにはメジャーだった合わせ方です。アウターとして着なくてもかっこよく見せられるということを知ってもらえればと思いました」

ポケットのハンカチーフがアクセントに。実は縫い付けられている
ライニングに用いられているeVent素材。また、インソールとアウトソールはサブソルオリジナルのものを使用。優れたフィット感やグリップ力が特徴だ

――ボトムスはコーデュロイのパンツですね。

「冬なので暖かみのある素材を選びました。腰回りにゴムが入ったイージー仕様なのも大人の休日にはうれしいですね」

――季節感を演出しているのですね。シューズも秋冬らしいスエードです。

「ボトムスとの相性もいいと思います。あと、実はシューズのライニングにもeVent(イーベント)という機能素材が使われています。高い透湿性を備えているので、長時間歩いても快適にすごせます」

※表示価格は税抜き。

文:FACY編集部 山梨幸輝(https://facy.jp/) 写真:加藤潤


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