ボルボV90 東京~金沢のロングドライブも悠々走破

2020/12/27
写真は金沢のにし茶屋街でのワンシーン。同地域の狭い路地に入り込んでしまったが、360°ビューカメラの映像を頼りに脱出することができた(写真:郡大二郎、以下同)
写真は金沢のにし茶屋街でのワンシーン。同地域の狭い路地に入り込んでしまったが、360°ビューカメラの映像を頼りに脱出することができた(写真:郡大二郎、以下同)
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48Vマイルドハイブリッド搭載の「ボルボV90 B6 AWDインスクリプション」で、古都・金沢まで約650kmの道のりをロングドライブ。高速道での快適性やボルボが誇るADAS「インテリセーフ」の実用性に加え、燃費性能もチェックした。

新世代のフラッグシップ

東京から金沢までのロングドライブ。ボルボ恒例の長距離試乗会である。片道は新幹線で、往路か復路のどちらかをボルボで走るというプログラムだ。一般的な行程では約500kmだからノンストップで走り続けても6時間以上はかかる。結構な長旅だが、ボルボとしては比較的マイルドなコース設定といっていい。3年前には北海道の新千歳空港を基地として1000kmを走破する試乗会が開催されていたのだ。

試乗したV90は「XC90」と並ぶボルボのフラッグシップ。電動化戦略の一環としてパワートレインを一新したモデルが2020年10月から登場している。これまであったディーゼルエンジンの「D4」やガソリンエンジンの「T5」「T6」は廃止。ボルボはすでに純内燃機関は使わないと宣言している。新たに採用されたのが、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した「B5」とB6である。さらに、以前「Twin Engine」と呼ばれていたパワーユニットは、「リチャージプラグインハイブリッド」とわかりやすい呼称になった。

途中で撮影したり休憩をとったりすることを考え、余裕を持って朝7時のスタートになった。まずは東京駅付近で撮影する。試乗車はB6の「R-DESIGN」だと聞いていたのだが、事前に資料で見たフロントマスクと違うような……。ちょっとした手違いで、用意されたのはインスクリプションだった。結果としては、ラッキーだったとも言える。足まわりを固めたR-DESIGNより、充実した快適装備を持つインスクリプションのほうが長距離運転には好都合だ。運転席にはマッサージ機能まで付いている。

R-DESIGNとインスクリプションは、車両価格がまったく同じである。方向性が違うだけで、グレードとしては同等なのだ。最廉価モデルの「B5モメンタム」も含め、あくまで選択は好みの違いで分かれているのだという。カジュアルなモメンタム、スポーティーなR-DESIGN、快適なインスクリプションというすみ分けだ。

2020年10月21日に発売された48Vマイルドハイブリッドシステム搭載の「ボルボV90 B6 AWDインスクリプション」を駆り、東京駅から古都・金沢に出発
「B6」と呼ばれるパワーユニットは、最高出力300PS/最大トルク420N・mの2リッター直4ガソリンターボエンジン+スーパーチャージャーに、同13.6PS/同40N・mのISGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)と48Vリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステム

紅葉を眺める余裕のドライブ

関越道から金沢を目指す。GoToキャンペーンのせいか交通量は多め。ゆったりとした流れに乗って走ることにした。刺激的なドライブとはならないが、決して退屈ということではない。余分な神経を使わずに運転できることが、高速道路の巡航では何よりの美点となる。日常的な道でのありふれた状況で、さりげなくポテンシャルを発揮するクルマなのだ。

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