――生徒会はどのように関わるのですか?

生徒会長 高校生徒会は全生徒で成り立つ組織です。文化委員、体育委員を含む8つの委員会があり、生徒会総務が全体のまとめ役にあたります。総務委員長がいわゆる生徒会長です。文化委員が中心となり、自分たちがやりたい文化祭を実行するために必要な組織のあり方を考えて、生徒会からは独立した組織として文化祭実行委員会が構成されます。体育祭も同様です。

――共学化したのに「男く祭」という名称のままであることに異論などは出ないのですか?

旧委員長 そこに生物学的な「男」というイメージは抱いていません。ジェンダー的な意味はありません。昔からの熱量を伝えてくれる記号だと思っています。「甲子園」と聞くと球児たちの汗と涙を連想するのと同じだと思います。

生徒会室の様子

――文化祭に直接関係しなくてもいいのですが、生徒会の立場で今年取り組んだことはありますか。

生徒会長 兼部を禁止する校則があったのですが、文化部の兼部なら問題ないはずだと思い、提案しました。理屈さえ通っていれば学校がダメということもないと思っているのですが……(後日談。結局は認められなかった)。それと、卒業したばかりの先輩たちの「合格体験記」はいままでも配布されていたのですが、大学生活についての情報がなかったので、「卒業生通信」のようなものを発行したいと考えて提案しました。これは行けそうです。

旧委員長 実はいまの話は附設の生徒自治の特徴をとらえています。一般的に生徒会長っていろんなことを束ねているように思われるのですが、附設では、生徒会が学校全体に関わる視点で生徒自治を行い、各委員長が専門分野での自治を行います。うまく役割分担ができているから、生徒会長が新しいことにも取り組みやすいんです。

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