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YOASOBI、ヒット曲『群青』の世界観 マンガから学ぶ

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NIKKEI STYLE

"小説から楽曲を生み出すユニット"として、今年に入り注目度が急上昇し、各種音楽チャートで1位を獲得するYOASOBI。作詞作曲を務めるAyaseと、ボーカルのikuraによる男女2人組ユニットだ。彼らが9月にリリースした『群青』は、「マンガ大賞2020」の大賞などに輝いた、美大受験を描いた『ブルーピリオド』からインスパイアされたもの。初のマンガとのコラボレーション楽曲はどのようにして生まれたのか。

『ブルーピリオド』は、将来に具体的な目標もなく、空虚な学生生活を送っていた男子高校生・矢口八虎(やぐち・やとら)が主人公の物語。あることをきっかけに、東京藝術大学を目指して奮闘していくという、芸術系スポ根マンガだ。YOASOBIの2人は「この作品には共感できる部分が多かった」と口をそろえる。

Ayase 僕は八虎が絵画制作で苦悩する姿を見て、すごく楽曲制作に似ているなと思いましたね。『群青』の歌詞のテーマの1つが、「努力をすればするほど届かない」というもの。僕自身、曲を作るなかで、いじればいじるほど最初のほうがよかったと思うことが多々あって……。絵画と楽曲で違いはあれど、クリエーティブの難しさや作品が出来上がるまでリアルな過程を知ってもらえることは、すごく意味があるのかなと。

ikura 私はくじけそうになっても絶対に最後まで諦めない八虎の姿にすごく感動しましたし、勇気をもらった読者も多いんじゃないかと思います。きっと、自分が進もうとしている道が本当に正しいかどうか、不安な若者も多いはずで。だけど八虎は、自分の中で答えを出すということを一貫してやり続けてる。そういうのは、今悩んでる人たちの道標にもなるんじゃないかなって。

Ayase 八虎も最初は自分が何をやりたいのか分からなかったけど、藝大に行くという明確な目標を見つけて、突き進んでいったじゃないですか。僕とかikuraちゃんは、天命かのごとく音楽の道に進んできたタイプで、真逆ではあるんですけど、周りには結構そういう人たちがいる。学生時代の同級生としゃべっていても、「自分の本当にやりたいことがなくて、日々つまんないんだよね」とかよく聞きますし。『ブルーピリオド』は八虎の生き方を通して、そこを鼓舞してくれる。『群青』も、同じような思いを持った人たちを応援するメッセージソングになっていると思います。

『BLEACH』から影響を

2人とも、もともと大のマンガ好きで、Ayaseはジャンルを問わず読み漁るタイプ、ikuraは少女マンガを小さい頃から読み続けてきたという。

Ayase マンガ自体が好きなので、いろんな作品を読んできたんですけど、特に好きなのは、パニック系やサバイバル系と呼ばれる、男の子が好きそうな世界観のもの。未知の生物やウイルスが街中で猛威をふるうなかで、主人公たちがどうやって生き延びていくのかにワクワクするんです。『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』や『ハカイジュウ』などにはハマりましたね。でも確かikuraちゃんは、こういうのダメなんだっけ?

ikura そうなんです、怖い系が今も苦手で……。私は小学生の頃から、『ちゃお』などの少女マンガ雑誌を中心に読んできていて。特に『なかよし』に連載していた、魔法少女ものの『シュガシュガルーン』の主人公、ショコラ=メイユールには憧れてました。

Ayase 知ってる! 妹がいたから僕もそれ読んでた(笑)。

ikura そうなんですね(笑)。私がマンガに求めてるものって、やっぱり少女マンガにある世界観なんです。中学生の頃から曲を作り始めたんですけど、当時読んでいた『君に届け』などで学んだ恋愛のエッセンスを歌詞に入れていた記憶があります。最近の作品で好きなのは『思い、思われ、ふり、ふられ』。男女4人の恋の矢印が交差したり、親同士の再婚という外的要因も絡んできたりして、すごく面白かったですね。

Ayase 僕がクリエーターとして影響を受けた作品は、中学校の頃に読んでいた、『週刊少年ジャンプ』で連載していた『BLEACH』。いちいち出てくる必殺技の名前がかっこいいんですよね。「破道の九十 黒棺」とか(笑)。そんなフレーズって日常では使いたくても使えない。でも、曲を作るようになり、自分ではカッコイイと思っているけど、恥ずかしくて口に出せないことを歌詞にする大切さを痛感するようになって。世界観の作り込み方は、すごく影響を受けていますね。

ikura そういう意味では、YOASOBIとマンガは相性がいいのかもしれないですね。『群青』は初めてのコラボでしたけど、すごくハマっている気がしました。

Ayase マンガって日本独自ですごく進化していて、それが海外でも評価されているじゃないですか。それはJ-POPも似ているからなのかなと。YOASOBIも究極のJ-POPを突き詰めたいと考えているので、親和性は高いはずだし、他の作品でも今後またやってみたいですね。

(ライター 中桐基善、日経エンタテインメント! 山本伸夫)

[日経エンタテインメント! 2020年11月号の記事を再構成]

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