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ウーマン・オブ・ザ・イヤー、大賞に端羽英子さん

2021全受賞者を発表

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NIKKEI STYLE

女性のキャリアとライフスタイルを支援する月刊誌『日経WOMAN』(日経BP 東京都港区、編集長:藤川明日香)は、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021」の大賞者・端羽英子さんを含む、今年の受賞者7人を決定いたしました。

大賞に選ばれた端羽英子さん(42)は、2012年にビザスクを創業し、今年2020年に東証マザーズ上場を達成した気鋭の経営者。多様な知見を持つ個人と、外部の知見を必要としている企業をマッチングし、1時間という短時間の「スポットコンサル」を提供する斬新なビジネスモデルで、コロナ禍の中でも業績や株価は絶好調。個人が、所属組織とは別の、自分のスキルを生かして貢献できる場を提供するため、人生100年時代、オンライン時代の新しい働き方としても注目が集まります。新たな時代を象徴するビジネスを成長させ、コロナ禍で世界の株式相場が大荒れとなるなかで上場を果たした、その成果の大きさが評価されました。

ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021 総括

2020年は、コロナ以降の日本に必要となる、新しい価値を生み出した女性が活躍した年でした。また、もはや「女性」という枠組みで捉えることが不要ではと思えるほど、圧倒的な成果が目立ちました。

変化の速い世界に対応するために、企業は外部の知見を求め、個人は会社の外にも自分の力を生かせる場を求める。そんな時代を先取りして生まれた「ビザスク」は、ついに上場という形でその価値を認められました。ほかにも、資本主義では救われにくい人々にも持続的にお金が流れる仕組みや、オンラインでも必要な医療が受けられる装置、ムダなモノを買わなくても豊かな「消費」を楽しめるレンタルプラットフォーム、感染症リスクに前向きに立ち向かうための健康食品など、昨年までと様変わりしてしまった世界で、人々の新たなニーズに応えるサービスを、確かな信念と実行力によって生み出した女性が数多く登場しました。

また、格差拡大が言われるなか、地方や小規模企業から全国で話題をさらう成果を上げたり、中小企業を元気にする取り組みを続けるなど、今後の日本の"底上げ"に大いに貢献する女性たちが目立ちました。また、女性に切実な問題となる人生100年時代を体現するように、年を重ねてからも新たな挑戦で輝く人たちがいました。

ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021 受賞者

【大賞】
端羽英子(はしば・えいこ)さん(42歳)
ビザスク 代表取締役CEO 


「誰でも1時間コンサル」の斬新なビジネスモデルで上場達成
迷走も繰り返したキャリアを経て、まだ数少ない「上場女性社長に」
「ビザスク」とは?
社外の人の知見を必要とする企業と、専門的知見や実務ノウハウを持つ個人をマッチングし、1時間という短時間のコンサルティングを提供する「スポットコンサル」を主力とするベンチャー。知見を提供する個人の「アドバイザー」は国内外で12万人以上が登録する。2020年3月に東証マザーズに上場。

「コロナ禍という逆風を乗り越え、圧倒的な成果を出した。まさに今年の顔」。審査員の意見が一致した端羽さんの評価ポイントは、「新しい時代に対応した、全く新しいサービスを発案し、作り上げた」ことだ。上場企業として、コロナによる市場大混乱の最中の船出でありながら、伸び続ける業績とオンリーワンの将来性を市場に認めさせ、株価は大きく上昇した。このビジネスモデルの発端が、自身が練っていた起業プランを「絶対に成功しない」と専門家に酷評された体験だというのは印象的。酷評された体験を彼女はポジティブにとらえ、「自分と同じように、有用な専門家の知見に触れられるサービスを作ろう」と考え、それを成し遂げた。

そしてこの成功は、他の全てを犠牲にしても得たものではなく、自らの計画通りにはいかないライフイベントともしっかり向き合いつつ、迷い、失敗と軌道修正を繰り返しながら達成したもの。雲の上のエリートの活躍ではなく、多くの「普通の女性」たちにも勇気を与える活躍だったと、編集部では考えている。

【受賞者】
米良はるか(めら・はるか)さん(33歳) 
READYFOR 代表取締役CEO

約10億円を集めた「コロナ基金」開設など
クラウドファンディングでコロナ対策に貢献

多数の個人から、プロジェクト達成のための資金を集める仕組み「クラウドファンディング(CF)」。READYFORは国内初のCFプラットフォームであり、「寄付型」と呼ばれる、社会貢献要素の強いタイプのプロジェクトでは国内をリードする存在。同社は今年、「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」を感染拡大初期の4月3日に開設して約10億円を集め、コロナとの戦いに貢献。他にも逆風にさらされた旅行・飲食・イベントなどの業界を中心に多数のプロジェクトを成立させ、各企業が存続のためのお金を集められる仕組みを主導した。

【受賞者】
尾形優子(おがた・ゆうこ)さん 
メロディ・インターナショナル CEO

妊婦のオンライン検診システムを開発
地方から世界市場を攻める

胎児の心拍や陣痛を計測できるモバイル型遠隔胎児モニターを香川大学と共同開発。この機器を使えば、妊婦が自身で計測したデータをスマホで送信し、医師が遠隔診断を行える。産科不足の地域でも安心して周産期を過ごすことを可能にした。国内に先駆け海外に進出。タイ・チェンマイの全公立病院で導入され、ブータンでも政府が導入を決定。遠隔診療に慎重だった国内では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ニーズが急拡大。全国の大学病院などで実証実験が進んでいる。

【受賞者】
村本理恵子(むらもと・りえこ)さん(65歳) 
ピーステックラボ 代表取締役社長

「第5の人生」で個人間レンタルを起業し成功!
人生100年時代を体現するロールモデルに

個人と個人が、匿名かつ有料でモノを貸し借りできるプラットフォーム「Alice.Style(アリススタイル)」を2016年に設立。今年、コロナ禍でニーズをつかんで急成長を果たした。なお16年の起業時、村本さんは既に61歳。今まで、調査会社→大学教員→ネットベンチャー経営→映像会社と、おおむね10年ごとに異なるキャリアを渡り歩いてきた彼女にとって、この起業は「第5の人生」。人生100年時代、長寿と付き合う女性たちに、一つのロールモデルを提示した。

【受賞者】
佐野 環(さの・たまき)さん(49歳) 
キリンホールディングス 
執行役員、ヘルスサイエンス事業部長

不振にあった乳酸菌事業を再ブランディング
初の「免疫」機能性表示食品としてヒットさせる

長年に渡る社内の免疫研究で生まれ、商品化されるも、定着しなかった「プラズマ乳酸菌」に改めて着目し、再ブランディング。同乳酸菌を使ったペットボトル飲料とサプリメントからなるブランド「iMUSE(イミューズ)」は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、免疫活性化への期待から口コミで人気が拡大。2020年は前年比2倍超で推移。8月には免疫の機能性表示食品の第1号として届け出受理され、今冬さらに売り伸ばす計画。自身では30代で開発に携わった「氷結」に続く2度目のヒット商品。

【受賞者】
山野千枝(やまの・ちえ)さん(51歳) 
一般社団法人ベンチャー型事業承継 代表理事

中小企業の「後継ぎ」を支援する団体を率い、
後継者による新規事業創造を後押し

後継者不在による中小企業の廃業が相次ぐなか、中小企業の若手後継者によるベンチャービジネス支援に特化した団体を創設。後継者同士が悩みをシェアし、ビジネスアイデアについて意見交換できるオンラインサロンを運営し、国や自治体、企業と組んで、後継者たちが新規事業アイデアを競うピッチイベントなども開催する。孤立しがちな後継者たちに横のつながりと、切磋琢磨できる場を提供し、ネガティブなイメージが先行しがちな「後継ぎ」の世界の変革をリードしてきた。

【受賞者】
中村有沙(なかむら・ありさ)さん(34歳) 
オアシススタイルウェア 代表取締役

「スーツに見える作業着」が10億円のヒットに
アパレルと無関係の水道工事会社発の快挙

見た目は完全にスーツなのに、現場作業に耐えられる伸縮性や耐水性、形態安定性を持ち、洗濯機で丸洗いもできる「ワークウェアスーツ(WWS)」。水道工事を手掛ける企業の社員だった中村さんが、自社用の作業服として開発したWWSは、2018年に一般販売を開始、20年には早くも売上高10億円(法人向け含む)を超えるヒット商品に育った。既に650社が自社の制服として採用。アパレルのノウハウは皆無の小規模ベンチャーが、快挙を成し遂げた。

日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」について



「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」は、(1)働く女性のロールモデルを提示する、(2)組織の中に埋もれがちな個人の業績に光を当てる、(3)活躍した女性たちを通して時代の変化の矛先をとらえる、という趣旨のもと、1999年から毎年実施しているアワードで、本年が22回目となります。『日経WOMAN』は、1988年の創刊以来、「働く女性」をバックアップしてきました。今後も「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を通じ、社会で活躍する女性を表彰することで、時代を担う女性たちを応援していきたいと考えています。なお2020年12月7日発売の『日経WOMAN』2021年1月号では受賞者紹介と審査結果の詳細を掲載いたします。
 


●審査員(50音順)
・入山章栄さん(早稲田大学ビジネススクール 教授)
・小巻亜矢さん(サンリオエンターテイメント 代表取締役社長、ウーマン・オブ・ザ・イヤー2020大賞)
・篠田真貴子さん(エール 取締役)
・出口治明さん(立命館アジア太平洋大学 学長)

●審査方法
以下4つの評価基準で採点、審査員4人と編集部の総合得点で決定。
(1)新規性 着眼点の新しさ。イノベーションを起こし、新しい価値観を提示・実現したか。
(2)成功度 今年のビジネスの業績。社会への貢献度。
(3)社会へのインパクト 社会に多くの影響を与え、その発展・改革につなげたか。人々の心を豊かにしたか。
(4)ロールモデル性 自ら切り開いたキャリアの道筋が、読者にとってモデルとなるか。

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