ウーマン・オブ・ザ・イヤー、大賞に端羽英子さん2021全受賞者を発表

2020/11/27

女性のキャリアとライフスタイルを支援する月刊誌『日経WOMAN』(日経BP 東京都港区、編集長:藤川明日香)は、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021」の大賞者・端羽英子さんを含む、今年の受賞者7人を決定いたしました。

大賞に選ばれた端羽英子さん(42)は、2012年にビザスクを創業し、今年2020年に東証マザーズ上場を達成した気鋭の経営者。多様な知見を持つ個人と、外部の知見を必要としている企業をマッチングし、1時間という短時間の「スポットコンサル」を提供する斬新なビジネスモデルで、コロナ禍の中でも業績や株価は絶好調。個人が、所属組織とは別の、自分のスキルを生かして貢献できる場を提供するため、人生100年時代、オンライン時代の新しい働き方としても注目が集まります。新たな時代を象徴するビジネスを成長させ、コロナ禍で世界の株式相場が大荒れとなるなかで上場を果たした、その成果の大きさが評価されました。

ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021 総括

2020年は、コロナ以降の日本に必要となる、新しい価値を生み出した女性が活躍した年でした。また、もはや「女性」という枠組みで捉えることが不要ではと思えるほど、圧倒的な成果が目立ちました。

変化の速い世界に対応するために、企業は外部の知見を求め、個人は会社の外にも自分の力を生かせる場を求める。そんな時代を先取りして生まれた「ビザスク」は、ついに上場という形でその価値を認められました。ほかにも、資本主義では救われにくい人々にも持続的にお金が流れる仕組みや、オンラインでも必要な医療が受けられる装置、ムダなモノを買わなくても豊かな「消費」を楽しめるレンタルプラットフォーム、感染症リスクに前向きに立ち向かうための健康食品など、昨年までと様変わりしてしまった世界で、人々の新たなニーズに応えるサービスを、確かな信念と実行力によって生み出した女性が数多く登場しました。

また、格差拡大が言われるなか、地方や小規模企業から全国で話題をさらう成果を上げたり、中小企業を元気にする取り組みを続けるなど、今後の日本の“底上げ”に大いに貢献する女性たちが目立ちました。また、女性に切実な問題となる人生100年時代を体現するように、年を重ねてからも新たな挑戦で輝く人たちがいました。

ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021 受賞者

【大賞】
端羽英子(はしば・えいこ)さん(42歳)
ビザスク 代表取締役CEO 

「誰でも1時間コンサル」の斬新なビジネスモデルで上場達成
迷走も繰り返したキャリアを経て、まだ数少ない「上場女性社長に」
1978年熊本県生まれ。東京大学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社も1年で退職。日本ロレアル、米国留学、ユニゾン・キャピタルなどを経て、2012年にビザスクを創業
「ビザスク」とは?
社外の人の知見を必要とする企業と、専門的知見や実務ノウハウを持つ個人をマッチングし、1時間という短時間のコンサルティングを提供する「スポットコンサル」を主力とするベンチャー。知見を提供する個人の「アドバイザー」は国内外で12万人以上が登録する。2020年3月に東証マザーズに上場。

「コロナ禍という逆風を乗り越え、圧倒的な成果を出した。まさに今年の顔」。審査員の意見が一致した端羽さんの評価ポイントは、「新しい時代に対応した、全く新しいサービスを発案し、作り上げた」ことだ。上場企業として、コロナによる市場大混乱の最中の船出でありながら、伸び続ける業績とオンリーワンの将来性を市場に認めさせ、株価は大きく上昇した。このビジネスモデルの発端が、自身が練っていた起業プランを「絶対に成功しない」と専門家に酷評された体験だというのは印象的。酷評された体験を彼女はポジティブにとらえ、「自分と同じように、有用な専門家の知見に触れられるサービスを作ろう」と考え、それを成し遂げた。

そしてこの成功は、他の全てを犠牲にしても得たものではなく、自らの計画通りにはいかないライフイベントともしっかり向き合いつつ、迷い、失敗と軌道修正を繰り返しながら達成したもの。雲の上のエリートの活躍ではなく、多くの「普通の女性」たちにも勇気を与える活躍だったと、編集部では考えている。

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