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次世代リーダーの転職学

コロナ禍でも強い企業に ミドル転職に必要な2つの力ミドル世代専門の転職コンサルタント 黒田真行

2020/11/27

次世代リーダーの転職学

プレーイングマネジャーの増加は現場の厳しい現実を示す(写真はイメージ) =PIXTA
プレーイングマネジャーの増加は現場の厳しい現実を示す(写真はイメージ) =PIXTA

新型コロナウイルスの影響は、まだまだ終わりが見えません。11月17日に発表された2021年春卒業予定の大学生の就職内定率(10月1日時点)は69.8%と、前年同期比マイナス7.0ポイントとなり、リーマン・ショック直後の2009年調査に次ぐ下げ幅となりました。一部に回復の兆しが見え始めたものの、第3波の影響でさらに先行きは不透明になっています。こんな状況の中で、今、転職市場はどう動いているのでしょうか?

先日、人材紹介会社のエンワールド・ジャパンが調査した、外資系企業や日系グローバル企業に勤務する正社員で年収800万円以上のグローバル人材1004人を対象にしたアンケート結果が発表されました。その結果、「1カ月~1年以内に転職したい」または「良い条件の仕事があればいつでも転職を検討したい」と回答した人のうち、「新型コロナウイルスの流行をきっかけに転職を検討し始めた」という人は全体の12%を占め、転職希望時期は「1~3カ月以内」という回答が45%に及んでいます。また、新型コロナの流行がきっかけで転職を検討し始めた人の理由で最も多かったのは、「会社の将来への不安」で、46%と半数近くを占め、コロナ禍の雇用へのマイナス影響度の大きさを如実に表しています。

2021年春卒の大学生の内定率と合わせて、中途採用市場も同様のダメージを受けています。過去の不況のパターンを考えると、経済の落ち込みから雇用への影響がやや遅れてやってくる傾向があるので、来年に向けてさらに雇用市場のマイナス影響が深まっていく可能性もあると考えています。

また、上記の調査によると、「転職で実現したいこと」という質問に対して、新型コロナの流行がきっかけで転職を検討し始めた人のうち34%が「業績の伸びている企業で働きたい」と回答。コロナ感染拡大の前から転職を検討している人より13ポイント高く、ここにもニューノーマル時代の兆しが顔を出しています。さらに「転職で不安に感じること」の第1位は「現在の年齢」で、年齢別では特に40代以上で年齢を不安視している人が多くなりました。

新型コロナの感染拡大によって会社の将来に不安を感じている、マネジメント層以上の40代人材は、より将来性に確信を持てる成長企業を積極的に探していることが浮かび上がってきます。先行き不透明な時代だからこそ、強固で回復力のあるサステナブル(持続可能)な企業が、高付加価値人材をひきつけると言えます。

コロナ禍がビジネスパーソンのキャリア形成に与える影響は少なくありません。「出世ナビ」ではこの機会に、みなさんの転職についてのお考えを記事にまとめたいと考えています。つきましては、以下のアンケート調査にご協力くださいますよう、お願い申し上げます。

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