マスクだけじゃない 恥をかかない会食の振る舞いできる男の会食(下) プレゼンスコンサルタント 丸山ゆ利絵

「無防備」だった頃には、すぐには戻れそうにない(写真はイメージ)=PIXTA
「無防備」だった頃には、すぐには戻れそうにない(写真はイメージ)=PIXTA

コロナ禍の会食をどうするか。前の2回では「マスク会食」について考えました。これまで言ってきたように、会食は心理的距離を縮め、親近感や親密さを増す機会です。デートでは親密さを増すための重要なターニングポイントですし、ビジネスでも顔合わせや関係の強化など、何かのきっかけづくりには欠かせないものです。例年のように気軽に会食に行けないこんな時期だからこそ、改めて会食での振る舞いをおさらいしたいと思います。(この記事の〈上〉は「『マスク会食』」のマナー ハンカチ必須、マスクは白で」、〈中〉は「スマートな『マスク会食』 つけ外し・置き方の正解は」




食べ方で「運命」が変わるかも

食事は親近感や親密さを増すための機会と言いましたが、それだけではありません。ひそかにお互いが相手のレベルや「器」を見る機会でもあります。食べ方がきれいじゃないとか、箸の使い方がなっていないとして、「ダメだ」と判断されてしまうことは珍しくありません。

食べ方には、毎日の生活態度や教養、周囲への配慮がにじみ出やすいため、「意外とやるな」と見直される人もいれば、「幻滅」と思われる人もいます。採用、取引開始、抜てき、成功者たちのコミュニティーへの仲間入りといった機会で、食べ方で運命が変わった人を私自身も実際に見てきました。

今は特に、周囲に対する行動が無頓着であるだけで、安全や健康への脅威に映るかもしれない、そんな時期です。人と会う機会がますます貴重なものとなっており、実際に会った時の印象はインパクトを持ったものとなるでしょう。

きれいに見える食べ方、節度のある態度、マスクの取り扱いなどに気をつけて、会食の機会を味方にしてください。特に現在リーダーのポジションにある方は、会食の機会をなめてはいけません。

きれいに見える食べ方、ここに注意

和食での「箸の使い方」には皆無意識に注意がいくようです。箸の使い方で、その人の品格レベルを感じてしまいます。

ですから「箸の使い方に自信がなければ、今のうちに練習しておいてください」と方々で言っています。また「箸置きに置くクセをつけておいてください」とも言っています。それだけでも印象はだいぶ違うからです。

箸の使い方は意外に見られている(写真はイメージ)=PIXTA
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