販売が始まってから(公式サイトが立ち上がってから)数カ月以上が経過しているのに「概要」に価格が表示されていない場合も要注意。販売担当者が「値段を出すとモデルルームに来てくれないかも」と危惧している場合、なるべく価格を表示しないからです。つまり価格が市場相場よりかなり高いのです。

逆にトップページに大きく価格を出している場合などは「価格で勝負している」ということか、あるいは「値引き販売実施中」のサインである場合がありえます。

メリットだけ表示しているサイトも

コロナ禍によって新築マンションでは売れ行きが鈍化している物件が数多くあります。そのような物件も、建物の工事は予定通り進んでいる場合がほとんどです。すでに建物が完成している物件も少なくありません。戸数の少ない物件なら、建物が完成してから販売活動を始める「竣工販売」という手法が取られているケースも多くなってきました。

そういう物件が往々にして値引き販売をしています。ただ、値引きをしている物件が必ずしもお買い得ではないことは、前回の記事「マンション買うならいつ 年明け、例年以上の値引きか」で説明しました。

多くの人は新築マンションを購入する場合、インターネットで様々なことを調べます。ネット上には公式サイトのほかにも、その物件に関する情報を表示しているサイトが数多くあります。前述のスーモなどは物件探しに活用するには便利なサイトです。

ほかにも新築マンションを紹介しているブログや、物件別にスレッドを設けた「掲示板」サイトも有名です。そのようなサイトで情報を収集するのもひとつの方法ですが、それだけに頼るのは危険です。なぜなら、サイトの内容が多分に売り主側の情報を基にしているからです。つまり、メリットのみを表示しているケースが多いのです。

モデルルームの内装に「感心」しない

新築マンションを購入する場合、もっとも大切な情報は現地にあります。モデルルームを訪ねる前に現地をじっくり見てください。それも頭を真っ白にして。人間は基本的に「見たいものだけを見る」習性があります。「買いたい」という思いが強いと、目の前にマイナスの情報があっても無意識にスルーしてしまいます。このため、ちょっと意地悪なくらいの目線で現地を見ましょう。そして周辺のエリアを歩き回りましょう。

注目記事
次のページ
営業トークからもわかる「危険」な物件