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『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法』の著者、竹内健登氏

『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法』の著者、竹内健登氏

新型コロナウイルスの影響により、企業の採用活動にも大きな変化が生じています。大手企業で採用活動の中心となる新卒採用では、学生が様々な企業に触れる場である合同説明会やインターンシップを中止・延期する企業が相次いでいます。また、オンライン面接や動画による自己PRなど、これまでになかった採用プロセスに戸惑う学生も多いと聞きます。そこで『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法』(日経BP)の著者である「内定請負人」、竹内健登さんにコロナ禍における就活を成功に導く方法をうかがいました。

◇   ◇   ◇

私はホワイト企業内定率3年連続100%の就職活動専門塾を運営するホワイトアカデミーの代表をしています。

私自身は、東京大学の工学部卒業ですが、就職活動では失敗し、就職留年をすることとなりました。その後、人事系のコンサルティング会社で就活について徹底的に研究し、編み出した方法論をもとに、現在は、現役の就活生の皆さん、そして親御さんに実践的なノウハウをお伝えしています。

私自身の失敗の経験から、今、皆さんにお伝えしたいこと、それは、お子さんの人生の一大事に、ぜひ親御さんの支援をお願いしたいということです。

もしかするとあなたは、「親が就活に関与するなんてとんでもない」と思われるかもしれません。しかし、ホワイトアカデミーで毎年数多くの就活生とその親御さんと接していく中で、就活を成功させるためには親御さんのサポートが必要不可欠だと確信したため、本書を執筆しました。

実は、本書は親御さんに今の就活が昔とは違って厳しいものになっているという警鐘を鳴らすものでもあります。少なからぬご家庭で、就活の厳しさについての親子間での認識のギャップが生じており、それが元となって就活生が苦しい思いをしているのです。

このことをわかりやすく説明しましょう。

親御さんの世代の就活は端的にいえば、「良い大学に入れば、良い会社に就職できる」時代だったといえます。大学進学率が30~40%前後であったため、大学生そのものの希少性が高く、経済情勢も高度経済成長期やバブル期だったため、企業も採用を増やしていた時期でした。

就活のプロセスも教授や研究室、大学の就職課からの紹介が中心で、限られた人からの応募になるため倍率も高くなく、真面目に取り組めばほとんどの学生が内定を得られる時代でした。

「良い大学に入れば、良い会社に就職できる」時代は終わった

「良い大学に入れば、良い会社に就職できる」時代は終わった

一方で、現在は大学進学率が50%を超え、長期にわたる不況が続き、さらにコロナによる打撃が大きな影響を及ぼしています。

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