人材不足のIT業界、女性の活躍の場広がる

2020/11/24
市地さん(左)は病院の事務職からシステムエンジニアに転身した(東京都千代田区のアイソプラ)
市地さん(左)は病院の事務職からシステムエンジニアに転身した(東京都千代田区のアイソプラ)

コロナ禍は日本企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れを浮かび上がらせた。巻き返しの担い手であるIT(情報技術)人材は質、量ともに足りない。政府に出された緊急提言にもデジタル分野の女性人材育成が盛り込まれ、ITで女性が活躍するチャンスが広がる。

「いよいよ実際の業務に入るんです」。ソフトウエア開発のアイソプラ(東京・千代田)に勤める市地美春さんは緊張した面持ちだった。8月に入社したばかり。研修期間にプログラミング言語などを勉強し、10月中旬から開発案件に加わった。

以前は病院の事務職として働いていた。ホームページの更新を引き受け、独学でテキストの表示を変える方法などを学ぶうちにプログラミングに興味が出てきた。今年1月にDMM.com(東京・港)子会社が手がける社会人向けスクール「DMM WEBCAMP」に入り、プログラムを書く作業などを学んだ。

スクールでは1人でウェブサイトなどを作れるようになったほか、数人のチームを組み、電子商取引(EC)サイトの作成にも取り組んだ。ITエンジニアとして第一歩を踏み出せるようにする内容だ。市地さんは「幅広くスキルや知識を学び、いずれ後輩を指導できるようになりたい」と意気込む。

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