ノータイに効くシャツを知ろう
ドレススタイルのど真ん中=最も目立つ場所を装飾するアイテムがタイ。それだけにノータイの装いでは、失ったアクセントをシャツで補ってあげるのが洒脱のセオリーだ。そこで役立つのが、ストライプの利いた柄シャツとスモーキーなトーンのカラーシャツ。双方趣が異なり、前者はメリハリがついてキャッチーな印象になり、後者は豊かな表情を添えながらもシックに装える。望む印象に合わせて使い分けよう。

スモーキーなカラーシャツで表情をいっそう豊かに
シックでいながらニュアンスに富む……ノータイでもそんな絶妙なスタイルを築けるのが、スモーキーなカラーシャツの真骨頂。チェックなどの柄の入ったジャケットとも相性がよく、多様なコーデで着回しやすいのもならではの魅力だ。

今季は太めストライプでメリハリUPがハマる
タイとの色柄相性を気にしなくていいノータイの装いでは、主張のある柄シャツにも挑戦しやすい。今季は色の利いた太めストライプシャツが気分。控えめな装いへ抑揚を与えることで、印象は一転。存在感満点の洒脱なそれへと変わる。

ちなみに、台襟のない「イタリアンカラー」はノータイにうってつけの襟型
南イタリアのリゾートシャツに由来し、別名カプリシャツともいわれるイタリアンカラーは、そもそもがノータイを前提とするシャツの襟型。胸元に滲むリラックスムードが、ノータイのドレススタイルへさらりと抜け感を添えてくれる。

益々需要UPのニットポロの選びのコツを知ろう
寛いだ表情と大人っぽさを併せもつニットポロは、肩の力の抜けたドレスに相性抜群。特に濃いめの色が使い勝手がよく、印象が締まるとともにJKの濃色淡色も選ばない。素材も品のよさを重視して、目のつんだ滑らかな風合いを選ぶのが吉。第一ボタンまで留めて着ることで、より格調高く装える。

※表示価格は税抜きです。
撮影=坂本正行、大見謝星斗、伏見早織、武蔵俊介、中島里小梨 スタイリング=森岡 弘(glove)、宮崎 司(CODE) ヘアメイク=古川 純 文=川田剛史、伊澤一臣、秦 大輔
[MEN’S EX 2020年10月号の記事を再構成]
SUITS OF THE YEAR 2021
アフターコロナを見据え、チャレンジ精神に富んだ7人を表彰。情熱と創意工夫、明るく前向きに物事に取り組む姿勢が、スーツスタイルを一層引き立てる。