ネクタイの基本 プレーンノットとコーデ5つのコツ

MEN’S EX

2020/11/26
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タイをきちんと結んで得られるのは、着こなしの清潔感だ。スーツを好印象に見せるプレーンノットを、貴方はきちんと結べているだろうか? プレーンノットを美しく結ぶための基本テクニックをおさらいする。




どんなTPOでも「きちんとノット」は絶対だ

タイの結び目の大きさは、襟元のイメージに大きな影響を与える。今の上質なタイの多くは、プレーンノットで最も美しく締められるよう芯地や生地などを調整して作られていることをご存知だろうか。軽やかさを愉しむ今どきのビジネススタイルには、シャツの襟型にかかわらず、結び目がコンパクトでスタイリッシュに決まるプレーンノットがぴったりだ。

タイの結び目にしっかりとディンプルを付けることで、凹凸感や陰影が生まれ、最後に後ろの小剣をちょっとズラすと、より表情が豊かになる。基本にして万能とされる、プレーンノットを綺麗に見せる5つのコツを、ここで再確認しておきたい。

【5つのコツの前に!】絶対にCHECKすべき基本のキ

プレーンノットぐらい、目をつぶっていても締められるというM.E.読者諸兄は多いはずだが、実は意外と見逃してしまいがちなポイントは多い。「タイドアップをしているのに、好印象を与えることが出来ない…」ということが起きないように台襟が隠れるまでタイを締め、下図のように大剣がベルト中央になるように結ぶなどポイントをいま一度見直しておいてほしい。

プレーンノットで結んでも、体型によって長く余ってしまったり、図中央のように短くなってしまう時がある。その場合、大剣はバックル中央の位置で保ちつつ、結び位置を調整しよう。小剣が長くなってしまった場合はパンツにしまうか、2回巻き付ける「ダブルノット」に。

上2つの図のようにシャツの台襟との間に、微妙な隙間ができていたり、タイのループが見えてしまう場合がある。タイドアップでは、ノットをきっちりと締め上げることが肝心。これではいくらコーディネートが完璧であっても、決してお洒落に見えない。

01. プレーンノットがより映える襟型を知ろう!

いま主流のプレーンノットには、襟の開き幅の狭いレギュラーカラーやセミワイドカラーシャツがおすすめだ。襟開きの広いワイドカラーやカッタウェイカラーシャツの場合、ノットがコンパクトすぎると間の抜けた感じになってしまうため、若干ゆるめに巻き、締め上げる際に表と裏から力を加えて台形となるようにするとバランス良く仕上がる。

スーツ13万2000円/ラルディーニ(シップス 銀座店) シャツ2万8000円/マリア サンタンジェロ(フィロロッソ) タイ3万3000円/マリネッラ(マリネッラ ナポリ 東京ミッドタウン)

襟開きの広いシャツに「セミウィンザーノット」の選択肢はありか?

襟の角度の広いシャツには“セミウィンザーが良い”という話もあるが、軽やかさを楽しむ今の感覚には重く映ってしまう。プレーンノットが綺麗にきまるレギュラーやセミワイドの襟開き加減が安心だ。

02. ディンプルで襟元を豊かに

きちんとしたノットにディンプルができると、タイの表情に立体感が生まれ、同時に微妙な陰影ができる。とくにシルクのタイに陰影ができると、立体感と光沢が強調されて、写真左のような自然な艶っぽさが加わる。シンプルなビジネススーツでも、ディンプルでタイを強調し、Vゾーンにメリハリを出すことで印象もガラリと変わる。ただし、弔事の際には入れないのが好ましい。

スーツ17万円/デ ペトリロ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) シャツ2万6300円/エリコ フォルミコラ(シップス 銀座店) タイ1万6000円/ホリデー&ブラウン(ビームス 六本木ヒルズ)

「ディンプル」の作り、4つのコツ

01. 大剣を小剣に巻きつける際、首元から離れた位置から巻き始める。締め上げまでの距離が長いほうが、その後の微調整も楽に行える。
02. 大剣を下ろしきる前に、結び目の下の真ん中に窪みを作る。その窪みに指を差し入れながら大剣を下に引いていくと深いディンプルに。
03. 写真のように上と左右の3点を指で強く押さえながら大剣を下ろしきる。ノットがコンパクトになり、ディンプルも崩れにくくなる。
04. ノットの上からシャツの第一ボタンが見えると不恰好。ノットが台襟にぴたりと吸い付く位置まで、ノットをきちんと締め上げる。
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