夢のホバーバイク実現へ 社長が知恵袋と頼る筑駒OB片野大輔・A.L.I.テクノロジーズ社長(下)

片野大輔・A.L.I.テクノロジーズ社長
片野大輔・A.L.I.テクノロジーズ社長

「空飛ぶバイク」というホバーバイクの世界初の実用化を目指すA.L.I.テクノロジーズ(東京・港)社長の片野大輔氏(35)。ホバーバイクやドローン、AI(人工頭脳)など最先端の技術を活用した革新的な事業を推し進める。片野氏は名門進学校、筑波大学付属駒場中学・高校(東京・世田谷)の出身だ。夢の実現のための知恵と人脈は筑駒時代に育まれた。

<<(上)「空飛ぶバイク」開発の経営者 筑駒で出合う自由奔放

筑駒の最大の行事は11月初旬に開催される3日間連続の文化祭。高3の時にステージ班として「ミス筑駒」という女装イベントを担当した。

細身でややハーフっぽい顔した男子生徒が優勝しましたが、大盛り上がりでした。ステージ班は、出し物の台本作成、企画・演出などプロデューサー業務を担うので、準備には2~3カ月を要します。

普段はあまり女性に縁のない学校です。ただ、この文化祭の期間は他校の女生徒も来場してくるので、テンションの上がる筑駒生も少なくありません。

11月といえば、大学受験の追い込みの時期ですが、筑駒ではこの文化祭を境に受験モードに突入します。「筑駒生はわずか4カ月の受験勉強で東京大学に合格する」と報じるメディアもありますが、これはちょっとうがった見方です。文化祭もステージ班以外に喫茶店班など4~5班に分かれて担当しますが、あまり準備に時間を割かれない班もあるので、受験勉強に集中したい生徒はそんな班に入るわけです。

そもそも中学の頃から進学塾でバリバリ勉強している生徒は少なくありません。私も中3から「SEG」という理系に強い進学塾に通っていました。筑駒は受験対策をしない進学校と言われますが、唯一それらしいのが高2後半から高3まで4度にわたって実施される特別考査という大学入試型の試験です。東大の入試の1.5倍ほど難しい。400点満点で3割ほどの得点をとれれば、6割方が東大に合格するといわれていました。

ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら