10分程度のストレッチだけど、ジワッと汗をかく(イラストはイメージ=PIXTA)

そもそもむくみのメカニズムとは、食事や水分摂取量、疲労、ストレス、運動不足など様々な原因で体液の循環が悪くなり、水分の代謝が鈍ることから始まる。血液中の余分になった水分は、ジワッと血管の外ににじみ出て周りの細胞の間にたまってしまうそうで、私は代謝のところが鈍りやすい体質なのだろうと思われる。すると、顔や足がパンパンになったり、手指の関節が痛んだり、肩こりがひどいとか、くしゃみが止まらない、体重増加などということになる。漢方で言うところの、水毒(すいどく)症であろう。

漢方薬も飲んでいるので、年齢的にこれ以上の改善は無理だろうと諦めていたのだが、最近、友人の一言が大きなヒントになった。友人はベテランの鍼灸(しんきゅう)師で、指先で患者の体に触れた時の感触で、その人の体調がわかると言う。私の治療をしてもらっている時にふと、ストレッチした方が良いねと言ったのだ。

「ゆっくり筋肉を伸ばしていると、体の深いところからジワッと湧いてくる汗があるのです。それはお風呂でかく体温調節の為とは違う汗なのです」と。

でもストレッチはすごく嫌い。これまで避けて生きてきたと言っても過言ではない。

「なら無理にやらなくても良いですよ」と友人。

あっさり引かれると、かえって気になるではないの…。

今では、日に数回、首、肩、背中、腕、腰、太もも、ふくらはぎ等を気持ちよく伸ばしたりねじったりしている。正味十分程度の運動だが、ジワッと出てきた汗こそが私をむくませていた元凶だったことを実感している。

それと、人を説得する時はしつこく押さない方が効くということも学べた。

高木美保(たかぎ・みほ)
1962年生まれ、東京都出身。84年、映画「Wの悲劇」でデビュー後、ドラマ「華の嵐」の主役をはじめ、NHK大河ドラマ等に出演。またバラエティー番組にも挑戦し、人気を集める。98年11月、自然と共にある生活を求めて、栃木県那須高原に住まいを移し、農業にも取り組む。現在は芸能活動に加え、講演や執筆業など幅広い活動を展開。著書多数。
「健康」「お金」「働く」をキーワードに、人生100年時代を生きるヒントとなる情報を提供する「ウェルエイジング」を始めました。
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