組織フィット・企業カルチャーフィットの軽視は禁物

次に、改めてしっかり認識してもらいたいのが、「どのような組織、企業風土にフィットするか」です。こちらはある面、メンバーシップ型的な側面といえるのかもしれませんね。私たちが日々、転職ご相談でミドル・シニアの皆さんとお会いしていて、このことをしっかり最重視ポイントに置いている人とそうでない人とで二極化傾向を感じ続けています。

もしあなたが組織フィット・企業カルチャーフィットを軽視しているなら、絶対にその考え方だけは変えたほうが、今後のためだと断言します。なぜかと言えば、究極のところ、私たちが気持ちよく、楽しく職場で働けるベースラインは「そこにいる人たちとの相性」に尽きるからです。若手からシニアまで、転職理由の8割が「上司と合わない、気にくわない」「職場の人間関係が悪い」という組織フィットでの不具合によるものです。

そして、組織フィット・企業カルチャーフィットは今、非常に重視されるようになっています。特に魅力的な事業を創出している成長ベンチャー各社では、ほぼ100%の確率で、どんなにスキルが高い人でも、自社のビジョンや人材価値観に合致しない人は採用しないという明確さを持っています。

逆に言えば、この部分について考えや基準があいまいな企業は、入社後の職場コンディション・雰囲気はあまり良いものではないかもしれません。一考の余地ありだと思います。ぜひしっかりと確認して、見極めてください。

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コロナ下でも抜擢されるのは「組織・人材を動かせる」
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