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火加減いらず、インスタ映え 電気鍋でアクアパッツァ

連載 家電サラブレッド流モノクッキング

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NIKKEI STYLE

「これを使えばおいしい料理ができそう」と調理家電を購入したけど、あまり使っていない……、手軽に調理できる家電が欲しい、という人はいませんか。この連載ではそんな調理家電をキッチンの主役に変える方法を紹介します。解説するのは、家電コーディネーターとして活躍していた故・戸井田園子さんの長男、戸井田満樹さん。今回のテーマは「電気鍋で作るアクアパッツァ」です。

おもてなし料理は「インスタ映え」で

ボクが目指す、究極のおもてなし料理は、ただおいしいだけでなく、ゲストから「すごい!」と驚かれるような「インスタ映え」する料理です。今回は見栄えがよくておいしいアクアパッツァを電気鍋で作ります。

電気鍋を使って調理する利点はいろいろありますが、まず「調理中は放置できる」こと。火を使った料理は、鍋の中の様子を見ながら火加減を調整しなければならないため、目が離せません。しかし電気鍋なら、スイッチを入れた後は放置しておけばOK。キッチンにいる必要さえありません。その時間を利用して別のことができるメリットを伝えるため、母(故・戸井田園子さん)は「時産家電」という言葉を作りました。そういった意味では、まさに電気鍋こそ「時産家電」です。

もう一つのメリットは、確実においしい料理ができること。料理ビギナーの人は、よく「レシピ通りに食材や調味料を入れているのに、なぜかうまくいかない」と言いますが、これは大抵、火加減のミスが原因です。食材の下処理に気を使っても、火加減はあまり気にしない人が多いようです。実は味のよしあしを左右する要素の半分以上は火加減。レストランのシェフは、新メニューを開発するとき、野菜やお肉の火入れを秒単位で試しています。その微妙な火加減を自動で調整してくれるのが電気鍋。これを使わない手はありません。

もしこれから購入するのであれば、ただの電気鍋より「電気圧力鍋」をお薦めします。電気圧力鍋の一番の強みは「調理時間の短縮」です。代表的な例が、豚の角煮。豚の角煮(2~3人前)を普通の鍋で調理した場合、下ゆで2時間プラス煮付け時間30分で合計約2時間半の調理時間が必要になります(アク取りなどの作業時間除く)。これを電気圧力鍋で行うと下ゆで時間を1時間短縮できるので、1時間半でおいしい豚の角煮が完成します。ボクはよく鶏ガラを煮たりチャーシューを作ったりします。

もう一つの強みは、肉や魚、野菜がとても軟らかくなること。先述の豚の角煮なんて、感動もの! 箸を入れるだけでホロホロ崩れてしまうほど軟らかく仕上がります。実は根菜料理もお薦めで、あらかじめ電子レンジでチンしたり、下ゆでしたりしなくても、短時間で中までしっかり火が通ります。このおいしさ、ぜひ体験してみてください!

ゲストが「すごい!」と驚くアクアパッツァの作り方

今回はボクが普段からよく使っている、アイリスオーヤマの電気圧力鍋で調理していきます。では早速始めましょう。

必要な材料は、白身魚、砂抜きしたアサリ、プチトマト、オリーブ。お好みでアンチョビ、ニンニクとスパイス・ハーブ類を入れると、より本格的な味になります。今回はケッパーとタイムを入れました。

下処理を始めましょう。白身魚は、今回は頭付きの鯛(たい)切り身をチョイスしました。まず、鯛に塩こしょうを振っていきます。このあと塩は使わないので、少し多めかな?と思うくらい振ってもOK。そのほかの具材は、お好みの大きさにカット。アンチョビを入れる場合は細かく刻んでおきます。

次に、電気圧力鍋を使って本調理をしていきます。

「皮の近くにある脂肪の食感が残る煮魚が苦手」という人は、一旦両面を焼いてから煮てください。今回紹介する電気圧力鍋は、圧力調理以外に焼き調理もできます。オリーブオイルを入れて、鯛の両面に焼き色がつくまで熱しておきましょう。魚に焼き色がついたら弱火にし、アンチョビとニンニクを投入。匂いが出てきたら、アサリとプチトマト、オリーブを入れ、白ワインを注ぎます。

ボクは煮魚が大好きなので、今回は焼かずにそのまま煮てしまいます。下準備した材料を全て鍋に入れたら、あとは自動調理メニューで加熱すればおしまい。

料理が完成したら、電子音で知らせてくれます。ふたをあけ、お好みで鯛の上にイタリアンパセリをちらし、レモン汁をかければ完成です。

家電サラブレッドが選ぶおすすめ製品リスト

最後に、お薦めの電気圧力鍋を2機種ご紹介します。

今回使った電気圧力鍋です。アクアパッツァは、お皿によそうと鯛が崩れて残念な見た目になってしまうため、鍋ごと出して取り分けて食べるスタイルがお薦め。そうなると、できれば見た目がオシャレな電気鍋を選びたいもの。アイリスオーヤマの電気圧力鍋は、とにかくデザインがかっこいい! このまま卓上に置いても、全く違和感がありません。

もちろん、おもてなし料理だけでなく普段使いにも実力を発揮します。ボクはよくこれでおでんやスンドゥブチゲを作っています。市販の「スンドゥブチゲの素」があれば、あとはシーフードミックスと豆腐を入れるだけでおいしいスンドゥブチゲが完成。このときも、鍋のまま食卓に運んでそのまま食べます。

電気圧力鍋としては非常に珍しいのですが、ふたをしたまま圧力なし加熱ができるという点も、料理好きには好印象。「圧力をかける料理ではないけど、ふたをしておきたい」というニーズにもしっかり応えてくれる製品です。

電気圧力鍋の定番「Cook4me」の一番の魅力は、使いやすいこと。できるレシピの数が多いのに加え、操作も簡単。スマホアプリもよくできていて、料理名、季節、冷蔵庫の食材など色々な方面からレシピの検索ができ、レシピを決めたらそのまま買い物リストへ。もちろんその買い物リストに他の食材も追加できるので、ボクもよく使っています。

もう一つ、調理速度が速いのも魅力。加圧→調理→減圧の工程が他社製品に比べて速く、特に減圧は自動で蒸気を外に排出する仕組みになっているため、自然減圧を採用している他社製品より圧倒的に速いという特徴があります。

数ある電気圧力鍋のなかでも、特に献立の種類が多く機能も豊富な「Cook4me」。ただ1点、問題だったのはサイズです。これまで6リットルサイズのみだったので、サイズが大きくてコンパクトなキッチンには不向きだったんです。

その後、今回使ったミニサイズの新製品(3リットルサイズ)が発売されました。カウンターに置ける大きさなので、コンパクトなキッチンでも安心して購入できます。ただ、アイリスオーヤマのように卓上で使えるデザインではないため、炊飯器のように調理器具としてキッチンで使うのであればCook4meもお薦めです。

今回の料理は、いかがでしたでしょうか。「あったかい」がおいしいこの季節、普段使いにもイベント料理にも強い「電気圧力鍋」は必須アイテム。もうすぐやって来るクリスマスというビッグイベントを彩るためにも、今のうちに用意しておいて損はないと思いますよ。

戸井田満樹(といだ まんじゅ)
INTECO代表。家電に囲まれて育った平成生まれの頑張らない系男子。家電コーディネーターの母からの教えで、調理家電を中心に家電に頼れるものは全て頼る、頑張らない生き方を模索中。好きなものはご飯と愛犬。好きな家電は食洗機

(構成 井上真花=マイカ イラスト Yukian)

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