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和栗でも種類豊富、産地がブランド化

栗は初夏に花が咲き、9~10月が旬。収穫量は茨城県、熊本県、愛媛県の順に多い。名産地として茨城県笠間市や長野県小布施町、丹波地方などが知られる。「栗の産地がブランド化し、その産地の栗を使っていることをアピールしたスイーツが増えた」と平岩理緒さんは話す。和栗の中にも筑波、丹沢、銀寄など様々な品種がある。

和栗以外では「マロン」と呼ばれる西洋栗や、甘栗として知られる中国栗などが有名だ。「お菓子の材料に使われる栗の加工品は、日本でも欧州でも甘さを控えて栗の風味にこだわったものが増えている」(平岩さん)。「昔は洋栗を使ったお菓子が主流だったが、最近は和栗も多い」と下園昌江さん。繊細な風味を楽しむなら和栗、カシスやチョコレートなどと合わせるなら洋栗が向いているという。

渋皮煮は、渋皮がついたままの栗をあく抜きし、砂糖などを加えて煮たもの。一方、黄色い見た目の甘露煮は、渋皮をむいて同様に煮る。渋皮があるほうが栗の風味は強いが、甘露煮は見た目が美しく、なめらかな食感が楽しめる。

■ランキングの見方 数字は専門家の評価を点数化。店名(所在地)、本文冒頭の太字は商品名。(1)税込み価格(送料別)、カッコ内は個包装の商品の個数(2)販売時期(3)公式サイトや販売サイト(4)配送の状態。写真は三浦秀行撮影。スタイリングは西崎弥沙。

■調査の方法 栗を使った、取り寄せ可能な焼き菓子20種類を集め、名前を伏せて試食会を開いた。「味」「コストパフォーマンス」「栗の風味が生きているか」などの観点から専門家が1~10位までを選び、結果を編集部で集計した。

■今週の専門家 ▽下井美奈子(スイーツコーディネーター)▽下園昌江(お菓子研究家)▽スイーツなかの(スイーツ芸人)▽鈴木兼介(東京製菓学校教育部洋菓子一課課長)▽瀬戸理恵子(フードエディター)▽chico(スイーツライター)▽とけいじ千絵(1級フードアナリスト)▽永井里果(柴田書店「カフェ-スイーツ」副編集長)▽猫井登(お菓子の歴史研究家)▽平岩理緒(「幸せのケーキ共和国」主宰)▽古屋えり子(料理通信編集部)=敬称略、五十音順

(生活情報部 砂山絵理子)

[NIKKEIプラス1 2020年11月14日付]


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