端子は汎用性が高い新タイプに

充電やパソコンとの接続に使う端子も、アップルがiPhoneで使い続けている独自規格の「Lightning」から、汎用性が高い「USB Type-C(以下USB-C)」に変わった。iPad Proと同じ仕様になったわけだ。

USB-C端子はLightningに比べて様々な機器に広く使われているので、使い勝手はいい。最新のノートパソコンなどで使われている充電器が使用できるし、Androidスマホ向けの充電器も流用可能だ。

USB-C対応の充電アダプターは、サードパーティーからいろいろな製品が登場しており、価格もこなれている。Lightning端子より使いやすいことは間違いない。

下のiPad Air 4は、USB-C端子で充電する

iPad Air 4でもう1つ見逃せないのが、指紋センサーの搭載だ。アップルでは指紋センサーを「Touch ID」と呼ぶ。本体の側面右上にある電源ボタンに、指紋センサーを内蔵している。そのため電源ボタンを押してスタンバイ状態から復帰する際、同時にログインもできるので非常に使い勝手がいい。コロナ禍でマスクをする機会が多いため、顔認証の「Face ID」しか利用できないiPad Proに対して大きなアドバンテージとなる。

本体の側面の電源ボタンに指紋センサーを内蔵する
付属品はUSB-C充電ケーブルとUSB-C充電アダプターだ。この充電アダプターでAndroidスマートフォンも充電できる

カラーは5色、パステルな色調も用意

iPad Air 4は中級モデルらしく、幅広いユーザーがターゲット。そのため本体カラーは、なんと5色も用意している(iPad Proは2色)。下の写真で紹介したスカイブルーやグリーンは、パステルな色調でとても雰囲気がいい。主に仕事で使うなら、落ちついたスペースグレイやシルバーを選ぶといいだろう。

写真はスカイブルー。パステルな色調でとても雰囲気がよい

前述のようにiPad Air 4の価格は6万2800円からと、比較的手ごろにもかかわらず、CPU(中央演算処理装置)は最新の「A14 Bionic」を採用している。最新スマホ「iPhone 12」と同じCPUで、上位モデルのiPad Proが搭載する「A12X Bionic」に勝るとも劣らない性能を発揮する。

つまりiPad Air 4は中位モデルながら、性能は上位モデルとほとんど変わらない。3~4年前のiPadから買い替えると明らかに快適に使えるだろう。また、これから3~4年使い込んでも、当面は「快適」と思えるはずだ。長く使えるスタンダードモデルとして、素晴らしい構成といえる。

ディスプレーの額縁が細いデザインは、上位モデルのiPad Proに近い
メインカメラは1つだ
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アクセサリーはiPad Pro用を使う