設置30秒のお部屋テント 狭い自宅が仕事場に早変わり

ぼっちてんと BBT1-130(大手通販サイトの価格では11月13日現在、9581円、税込み)

ジャーナリストの津田大介氏が、興味のあるモノやサービスを取り上げる本連載。今回は、自宅で集中して作業をしたいときに役立つ簡易テントを取り上げる。テントというとキャンプなどのアウトドアで使うイメージだが、コンパクトなサイズで簡単に設置できるため、最近はテレワークで自宅作業をするスペースが欲しいビジネスパーソンの注目を浴びているという。

手軽に集中部屋がつくれる

ビーズ(大阪府東大阪市)が提供するBauhutte(バウヒュッテ)の「ぼっちてんと」を試してみた。ポリエステル素材の四角いテントで、室内で集中して作業をしたいときに役立つため、テレワークをするビジネスパーソンを中心に注目度が高まっているようだ。

テントにしてはコンパクトなサイズで、セッティングも簡単だった

テントの組み立ては大変そうだが、ぼっちてんとはレフ板のようなポップアップ構造で、広げるとすぐに四角くなる。重量は2.85キログラムと軽く、簡単に持ち上げられるため、机の上からかぶせるだけ。実際に使ってみると30秒程度でセッティングできた。

サイズは幅1300×奥行き1300×高さ1500ミリメートルとコンパクトで、日本の住宅事情を考慮した設計になっている。さらに、折り畳める(直径60センチメートル)ので、使わないときは部屋の隅に置いておける。ぼっちてんとに合うサイズのデスクを別途用意する必要はあるが、折り畳み式にすれば、場所を取らずに収納できるだろう。

簡易的な密閉空間になり、中に入れば集中して作業ができる

ポリエステル素材の生地は遮光性が高く、中に入ってみると暗室状態になっている。作業をするにはやや暗いが、天井が開閉できるので、室内の光を取り入れられる。暗さが気になる人は、デスクに設置できる照明などを用意するといいだろう。メッシュ窓も付いているので、外から呼び掛けられた際にも応じられる。

中は暗室状態になるので、入ってみて暗いと感じた人は照明を用意するといいだろう
天井は開閉でき、室内の光を取り入れられる
メッシュ窓も付いており、外からの呼びかけに顔を出して応じられる
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自宅以外でも幅広く使える