5年で50万円削減も 積もれば大きい固定費の見直し

写真はイメージ=PIXTA
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家計を見直そうと思うとき、まず手をつけるべきは毎月のように出ていく、いわゆる「固定費」と呼ばれるものです。分かっていても手をつけるきっかけがなかったり、何をどう見直していけばいいのかわからなかったりで、定期的に見直しをしている人は少ないのが現状です。

今回は見直す対象となる固定費にはどのようなものがあるのか、そしてどのように見直していけばいいのか。その方向性を考えてみたいと思います。

光熱費ならまず電気代を

2016年4月1日から電力小売全面自由化(電力自由化)となりました。それまでは各地域の電力会社(東京電力、関西電力など)との契約だけでしたが、現在は通信事業者、ガス会社などさまざまな業種の会社が電力小売りに参入しています。しかし2016年以降も、家庭の電気の契約を見直したという人は多くはありません。

見直しのポイントは、電力会社によって抱き合わせ契約での大きな割り引きがある点です。例えば毎月ある程度ガソリン代がかかっている家庭であればガソリンスタンドを運営している電力会社が、毎月のガス代が高い家庭ではガス会社が運営している電力会社が選択肢となるでしょう。スマートフォンなどの通信料金との抱き合わせで割り引きとなる会社もあります。インターネットで「電力会社比較」と検索をすると、比較できる検索サイトが多数出てきますので、いくつか試してみると自分の家庭に最適な電力会社が見つかるでしょう。

通信費の見直しは影響大

かつて固定電話しかなかった時代は、毎月3000円前後の通信費をいかに節約するかが焦点でした。しかし携帯電話、とくにスマートフォンが登場して以降は家庭の通信費は跳ね上がったものの、特に対策をとっていないという人は少なくありません。菅義偉総理大臣は携帯電話料金の引き下げに言及しているので、今後動きがあるかもしれませんが、現時点でも格安スマホ(格安SIM)という選択肢があります。筆者は通信大手3社の1つと契約していたときは、スマホ2台で毎月1万3000円を超える通信費を負担していましたが、2015年より格安スマホの利用を始めました。今はスマホ2台とタブレット端末1台の合計3台の契約で約4000円となっています。この5年間で節約できた金額はなんと約54万円。どう考えても少なくない金額です。

通信大手3社と格安スマホの違いは、格安スマホは回線を大手から借りていること。混みあう時間帯は通信速度が落ちるのを感じることもあります。しかしそれも都心の平日ランチタイムでたまに感じる程度なので、日常の使用に支障はありません。

アフターフォローに関して、通信大手3社は対面で対応してもらえるショップが多くあるのに対し、格安スマホは電話フォローのみという不安がありました。最近では格安スマホ会社の中でも店舗を持つところが増えているので、ある程度は対応してもらえます。トラブルがあったときなど自身でどこまで対応できるか、通信速度はどの程度必要かなど、検討してみるとよいでしょう。

また固定電話の必要性も考えてみる価値があります。現在は固定電話で通話しているという家庭は少なくなってきており、影響してくるのは自宅でのインターネット環境です。固定電話の回線を使ってインターネット動画を見ているかなど、固定電話の必要性を検討してみるとよいでしょう。

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