ステップ4:「焦らない毎日」をつくる

ムダな出費は、時間や心に余裕がなくなったり、生活が乱れたりすることで生まれます。寝坊してお弁当作りや夕食の下ごしらえができずに市販の総菜や外食に頼ってしまう、ストレスでお菓子やコスメを爆買いしてしまう、クローゼットがぎゅうぎゅうで着たい服が見つからずに新しい服を買ってしまう…。

安定した家計のやりくりは、落ち着いてコントロールできる毎日があってこそ。早起きして余裕を持って準備をしたり、寝る前に少しだけ部屋を片づけたり、日用品のストックを1カ所にまとめて「見える化」したりすることで、「焦り」によるムダな買い物を避けられます。以下のTO DOが、そんな暮らしを後押ししてくれるはずです。

□朝、30分だけ早起きして「準備」を万端にする
□寝る前or出かける前に、1カ所だけ片づける
□「5分でできることリスト」で小さなタスクをこなす
□スマホを触らない「デジタルオフ」の時間をつくる

ステップ5:お金が「増える」種まきをする

毎月確実にたまる仕組みを作り、暮らしのリズムも整えたら、今あるお金を「増やす」仕組みをつくりましょう。

時間に余裕があるなら、自分が持っているスキルを生かし、スキルシェアサービスなどを使って副業をするのも手です(ただし始める前には、勤務先で副業が禁止されていないか、就業規則の確認を)。

将来に向けてお金を増やしたいなら、iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)や「つみたてNISA」など税金の優遇措置がある制度を活用して、投資信託の積み立てに挑戦するといいでしょう。iDeCoは運用商品として定期預金を選ぶこともできるので、投資信託でお金が減るリスクが怖いなら、預金にするのも手です。大切なのは自分の「リスク許容度」に合わせて、貯蓄と投資の割合を配分することです。

また、「自己投資」も、将来の自分の家計を助けることにつながります。スキルアップのための自己投資だけでなく、大切な人との関係づくりのために時間やお金を使うことも重要です。つらいときに心の支えになる人がいることで、前向きな気持ちになれて支出が乱れにくくなり、困ったことをサポートしてもらえる可能性もあるからです。

以下のTO DOで、お金を「増やす」種まきをしていきましょう。

□本業以外にプラスαの収入をつくってみる
□「iDeCo」や「つみたてNISA」を賢く使う
□自分のリスク許容度に合わせて資産を配分する
□「将来の自分」「大切な人との関係」のためのお金と時間を増やす

(日経ウーマン 藤川明日香)

ゆるっとお金と暮らしを整える本

著者 : 日経WOMAN
出版 : 日経BP
価格 : 1,540 円(税込み)

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