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女性の一生、お金の知識が左右 知ってお得に将来設計

知ってお得 女性の一生とお金(1)

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NIKKEI STYLE

人はだれでも、生きている限り、お金とは無縁ではいられません。資金の裏付けが必要になる明確な計画がある人も、特に目立った計画はない人も、人生に関わるお金の知恵は持っていたほうがいいのです。このコラムでは「アラサーを中心とした若い世代の女性に響くお金の知恵」を中心に紹介していきますが、老後も視野に入れた将来設計の話などは幅広い世代の女性に関係してくると思います。男性も、パートナーのために、女性目線のお金の知恵を知っておくことを願います。

ライフスタイルに合ったお金の知恵

現代のアラサー女性は、シングルの人、結婚して2人とも働いているが子どもはいない「DINKS」の人、パートナーはいるが結婚という形を取っていない人、結婚して子どももいる人、子どもはいるが諸事情でシングルマザーの人、様々だと思います。フルタイムだったりパートタイムだったり、子育てしながら仕事を続けている人も多いでしょう。

昭和の時代であれば「2人の子どもを育てている専業主婦」というのがアラサー女性の典型でした。家庭を守り、大黒柱である夫にしっかり働いてもらい、その収入をうまくやり繰りするのが主婦の腕の見せどころだったでしょう。似た状況の人が多いため、必要なお金の知恵も得やすかったかもしれません。

しかし、ライフスタイルが多様化している現在、ある人にとって有益な情報が、あなたにも有益だとは限らないのです。どのようなお金の知恵を組み合わせれば自分にピッタリになるのか、工夫する必要があります。

複雑化する金融や保険の商品、見分ける目

昭和の話をしましたが、そのころは金融商品も保険商品も商品性が単純なものばかりでした。今でこそ銀行は多種多様な金融商品を取り扱っていますが、外貨預金の自由化が進んで取り扱う金融機関が増えたり、投資信託が販売されるようになったりしたのは1998年、保険商品が全面的に解禁になったのは2007年と比較的最近です。

昭和の時代は家計をやりくりしても、主に銀行や郵便局(現ゆうちょ銀行)の預貯金でためるしかなかったのです。預貯金は定められた期間の利息が約束されているため、高金利下で定期性のものだと満期まで置いておくだけで増えますから、資金運用の方法としてはとても単純です。

また、保険商品も養老保険(満期まで生存すれば死亡保険金と同額の満期保険金が受け取れる)、終身保険(一生涯の死亡保障がある)といったわかりやすい主契約の保険に、一定期間の死亡保障を大きくする定期保険特約や、入院保障の特約を付けるといった単純なものが取り扱われていました。

しかし、現在はどうでしょう? 様々な規制が廃止されていく金融自由化の流れに沿って、個人には縁遠かった投資商品が身近にあふれるようになりました。保険商品もバリエーションが増え、カバーできるリスクの対象が広がっています。

将来設計に欠かせない金融商品や保険商品の選択肢が多くなるのは、生活者にとって喜ばしいことです。一方、自分に合ったそれらを効果的に選ぶ難しさもあります。見分ける目を養う必要があるのです。

投信の知識も不可欠

さらに知っておきたいのが、暮らしを取り巻く各種の制度。公的年金や公的医療保険(健康保険)、労働保険(雇用保険・労災保険)など、私たちの暮らしには様々な制度が関わっています。それらの内容を知っておかないと、うまく活用できない場合があります。知らずに損をしないようにしたいものです。

しかし、制度の仕組みや内容も時代に合わせて見直しされていきます。時代に合わずに廃止されたり、逆に新しい制度が誕生したりすることもあります。企業年金制度がその代表例といえるでしょう。終身雇用が前提で運営されていた制度から、転職や起業で働き方を変えても続けられる確定拠出年金制度(企業型、個人型=iDeCo)へと移行が進んでいます。

この制度を利用するのであれば、加入者が積立商品を選ぶ必要があるため、積立商品の大半を占める投資信託についての知識が不可欠です。前述の、将来設計に欠かせない金融商品や保険商品を選ぶ難しさともつながる話ですが、難しいからと避けてはいられないほど、すでに投信という商品とは付き合わざるを得ない状況になっているのです。

賢く将来設計する知恵が欠かせない

このように、すでに平成の時代から将来設計に対する個人の責任が大きくなっており、令和の時代はさらに個人の裁量で自由度の高い将来設計ができるようになると予測されます。リモートワークや副業など多様な働き方が認められるのはその一例でしょう。時間を有効活用して収入アップにつなげたり、次のキャリアのための学びに充てたりできます。

人生100年とは言わないまでも、見通せる範囲で将来の青写真を描いておき、実現のために効果的な対策を立てられるかどうかが、将来の明暗を分けると思われます。いくら緻密に計画を立てても、自分自身の変化や外部的な要因でそのとおりにはならないのが常ですが、たとえ問題が生じても、どう対処すればいいかの引き出し、つまり基礎的な知識を持っていれば慌てないですむでしょう。

学校教育などで体系的に学ぶ機会が少ない知識ですが、アラサー女性の将来設計に役立つヒントを発信していきたいと思います。

次回は、ひとり暮らしの人も家族と住んでいる人も関係ある、保険料アップが目前の住まいの保険について取り上げます。

浅田里花
ファイナンシャルプランナー。株式会社生活設計塾クルー取締役、東洋大学社会学部非常勤講師。大手証券会社、FP会社に勤務後、1993年に独立。現在はFPサービスを行う生活設計塾クルーのメンバーとして、コンサルティング業務のほか、執筆・講演活動を行う。著書に『災害時絶対に知っておくべき「お金」と「保険」の知識』(共著 ダイヤモンド社)など。

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